ドコモ機種変更キャンペーンの1つで、スマホをお得に購入できる「スマホおかえしプログラム」。
端末をドコモに返却すると分割支払金が最大12回分も免除されるため、高額な機種もお得に購入することができます。
この記事では、ドコモの「スマホおかえしプログラム」の概要やメリット・デメリットについて解説していきます。
現在「スマホおかえしプログラム」に加入中でスマホの買い替えを検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- プログラム利用料:無料
- 申し込み方法:対象機種の購入と同時に申し込む
- 加入条件
①対象のスマホを36回の分割払いで購入すること
②特典利用時はスマホをドコモに返却すること
しかしスマホおかえしプログラムにはデメリットもあるため、利用する際は注意が必要です。
スマホおかえしプログラムのデメリットは以下です。
- 返却するタイミングが遅くなるほど割引が減る
- スマホの返却が必要
- 端末が破損していると故障時利用料が発生する
- プログラムの利用申し込みのキャンセルはできない
スマホおかえしプログラムのメリットは以下の通りです。
「スマホおかえしプログラム」のメリットは以下の3つです。
- 対象機種がお得に購入できる
- プログラムを利用する・しないは後から決められる
- ドコモの回線契約がなくても加入できる
現在「スマホおかえしプログラム」に加入中でスマホの買い替えを検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ドコモ『スマホおかえしプログラム』とは
「スマホおかえしプログラム」とは、ドコモの購入サポートプログラムです。
対象機種を36回の分割払いで購入し期間中にドコモに端末を返却すると、以降の分割金の支払いが免除になります。
免除される分割支払金は最大12回分。
24ヶ月目にプログラムを利用すると免除額が最大になり、実質3分の2の負担でスマホを購入できます。
- プログラム利用料:無料
- 申し込み方法:対象機種の購入と同時に申し込む
- 加入条件
①対象のスマホを36回の分割払いで購入すること
②特典利用時はスマホをドコモに返却すること
「スマホおかえしプログラム」に加入できるのは、対象機種を購入する時だけです。
あとから加入することはできないので、スマホを購入する際は忘れずに申し込みましょう。
プログラムに加入後は特典を利用しなくてもOK
「スマホおかえしプログラム」は、加入したからといって必ずしも利用する必要はありません。
24ヶ月目以降もスマホを使い続けたい場合はスマホを返却する必要はなく、これまで通り分割金を支払い続ければOK。
「スマホおかえしプログラム」の利用料は無料なので、利用しなくても損することはないので安心してください。
スマホおかえしプログラムの利用条件
「スマホおかえしプログラム」の利用条件は以下の通りです。
- 利用申込期限:購入月の翌月を1ヶ月として、購入から35ヶ月目の月末まで
- 利用条件
・対象機種がドコモが指定する正規店で購入したものであること
・購入時に不備・不正がないこと
・返却時に対象機種の分割支払金の未払いやドコモ携帯料金の支払いに滞納がないこと
・対象機種に記録されているデータが消去されていること
・対象機種を改造していないこと
・返却時にドコモ指定の査定基準を満たしていること
「スマホおかえしプログラム」の利用申込期限は購入月の翌月を1ヶ月として、購入から35ヶ月目の月末までです。
例えば2023年7月に対象機種を購入した場合2023年8月が1ヶ月目となり、2026年7月31日までプログラムの利用を申し込むことができます。
「スマホおかえしプログラム」を利用する場合は、ドコモショップ・ドコモオンライン手続きから申し込んでください。
なお「スマホおかえしプログラム」を利用するには、ドコモ指定の査定基準を満たしていなければなりません。
査定基準について詳しく解説していきます。
ドコモの査定基準
プログラムの利用を申し込み端末を返却すると、ドコモ側で端末に異常などがないか査定が行われます。
- 故障・水濡れしている
- 筐体が破損している
- 電源が入らない
- 液晶表示が異常/タッチパネルが動作不良
- カメラ・音声・各種ボタンなどの機能が正常に作動しない
- SIMトレイが不足または損傷している
上記に該当する場合は故障時利用料が発生するので注意してください。
故障時利用料は、ケータイ補償サービスの加入有無によって異なります。
- ケータイ補償サービス加入の場合:2,200円
- ケータイ補償サービス未加入の場合:22,000円
ケータイ補償サービスに加入していないと故障時利用料は22,000円と高額になるので注意が必要です。
なお、対象機種の分割支払金残額が故障利用料を下回る場合はプログラムを利用できません。
プログラムを利用できないケース
ドコモで査定を行い、対象機種が以下に該当する場合はプログラムを利用することができません。
- 初期化されていない(各種ロックが解除されていない)
- 対象機種を改造している
- ネットワーク利用制限がかかっている
- 基盤が断裂している
受付不可と判定された場合には、端末は返送されてきます。
プログラムを利用する際は端末の状態をよく確認し、データを初期化してから返却しましょう。
スマホおかえしプログラムの対象機種・価格
スマホおかえしプログラムの対象機種は以下の通りです。
- 対象機種を表示する
- スマホおかえしプログラムの対象機種
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone 12 Pro
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone XR
- iPhone 8
- Galaxy S21 5G Olympic Games Edition
- Galaxy A52 5G SC-53B
- Galaxy S21 5G SC-51B
- Galaxy S21 Ultra 5G SC-52B
- Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A
- Galaxy A51 5G SC-54A
- Galaxy S20+ 5G SC-52A
- Galaxy S20 5G SC-51A
- Galaxy Note10+ SC-01M
- Galaxy Note10+ Star Wars Special Edition SC-01M
- Galaxy S10 SC-03L
- Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L
- Galaxy S10+ SC-04L
- AQUOS R6 SH-51B
- AQUOS R5G SH-51A
- AQUOS zero2 SH-01M
- AQUOS R3 SH-04L
- Xperia 1 III SO-51B
- Xperia 5 II SO-52A
- Xperia 1 II SO-51A
- Xperia 5 SO-01M
- Xperia 1 SO-03L
現在は、スマホおかえしプログラムの対象機種はすべて販売終了しています。
スマホおかえしプログラムのメリット
「スマホおかえしプログラム」のメリットは以下の3つです。
- 対象機種がお得に購入できる
- プログラムを利用する・しないは後から決められる
- ドコモの回線契約がなくても加入できる
詳しく解説していきます。
対象機種がお得に購入できる
「スマホおかえしプログラム」の最大のメリットは、対象機種を安く購入できること。
スマホを返却すれば最大12回分の支払いが免除され、実質3分の2の負担でスマホを購入できます。
スマホおかえしプログラムは無料で利用できるプログラムなので、対象機種を購入の際はぜひ利用しましょう。
プログラムを利用する・しないは後から決められる
「スマホおかえしプログラム」に加入したからといって、必ず利用する必要はありません。
2年後プログラムの割引が最大限受けられるタイミングになった時点で、「欲しい機種がない」「同じ機種を使い続けたい」という場合もあるでしょう。
その際は分割金の支払いは継続になりますが、プログラムの利用を申し込まなければ同じスマホを使い続けることができます。
ドコモの回線契約がなくても加入できる
「スマホおかえしプログラム」はドコモのサービスですが、申し込みにドコモ回線契約は必須ではありません。
ドコモで端末だけを購入し、他社回線や格安SIMを利用したいという場合でも加入できます。
スマホおかえしプログラムのデメリット
「スマホおかえしプログラム」のデメリットは以下の4つです。
- 返却するタイミングが遅くなるほど割引が減る
- スマホの返却が必要
- 端末が破損していると故障時利用料が発生する
- プログラムの利用申し込みのキャンセルはできない
詳しく見ていきましょう。
返却するタイミングが遅くなるほど割引が減る
「スマホおかえしプログラム」はいつでも利用できますが、返却した翌々月請求分以降の支払いが免除になります。
免除される分割金支払金は最大12回分なので、最も割引額が大きくなるのは24ヶ月目に返却する場合です。
しかし24ヶ月目以降もスマホを使い続け、30ヶ月目に返却した場合には6回分の分割支払金の残額しか免除されません。
具体的にXperia 1 IIを例に割引額の違いを見てみましょう。
- Xperia 1 IIを24ヶ月目に返却した場合の割引額:30,060円
- Xperia 1 IIを30ヶ月目に返却した場合の割引額:15,030円
24ヶ月目に返却した場合は30,060円の支払いが免除されたのに対し、30ヶ月目に返却した場合に免除されるのは15,030円です。
このように、返却するタイミングが遅くなるほど割引額が減ってしまいます。
「スマホおかえしプログラム」で最大限の割引を受けたいなら、24ヶ月目にスマホを返却する必要があります。
スマホの返却が必要
「スマホおかえしプログラム」を利用して割引を受けるためには、端末をドコモに返却しなければなりません。
購入したスマホをずっと手元に置いておくことができないため、他にスマホを持っていない場合は新しいスマホが必要です。
また返却するのに手続きが必要なのもネックです。
ドコモショップに手続きに行くか、郵送で返却しなければなりません。
特にオンラインで手続きした場合は返却期日があり、申し込みの翌月末日までにスマホが指定センターに到着している必要があります。
「返却するのを忘れてしまった」ということがないように注意してください。
端末が破損していると故障時利用料が発生する
2年スマホを使い続けていれば、不注意でスマホを落としてしまうこともあるでしょう。
その際ケースが壊れたり画面が破損したりしてしまうと、「スマホおかえしプログラム」利用時に故障時利用料が発生してしまいます。
ケータイ補償サービスに加入している場合は2,200円の負担で済みますが、未加入の場合の故障時利用料は22,000円と高額です。
「スマホおかえしプログラム」の利用を考えている場合は、端末の取り扱いには十分に注意しましょう。
また郵送で返却する際に、輸送中に端末が破損してもドコモ側では責任をとってもらえません。
返送用キットにはエアクッションが同梱されていますが、不安な人は梱包材を別途用意するなどして対策しておくことをおすすめします。
プログラムの利用申し込みのキャンセルはできない
「スマホおかえしプログラム」の申し込み後は、キャンセルすることができません。
申し込みしたのに返却しない場合は、違約金として残債金が一括で請求されてしまうので注意してください。
また返却した端末の所有権はドコモに移転するため、「故障時利用料が発生するなら返してほしい」ということもできません。
端末の状態などを確認し、よく考えたうえで申し込むようにしましょう。
スマホおかえしプログラムの返却方法
「スマホおかえしプログラム」の返却方法は、以下の2通りから選べます。
- 郵送
- ドコモショップ
ドコモショップで申し込んだ場合は、「その場で返却」か「郵送で返却」を選ぶことが可能です。
一方、オンライン手続きで申し込んだ場合は、郵送での返却しか選べません。
それぞれの返却方法について詳しく見ていきましょう。
郵送で返却する場合
郵送で返却する場合は、申し込み後に「本人限定受取郵便(特例型)」で送付キットが自宅に送られてきます。
受け取りの際に本人確認を省くことができるので、オンラインで本人確認しておいた方が受け取りがスムーズです。
送付キットに対象機種を入れて返送すれば手続きは完了です。
なお送付キットを受け取らなかった場合は、違約金として分割支払金の残額を一括請求されます。
送付キットが届いたら必ず受け取って端末を返却してください。
ドコモショップで返却する場合
近くのドコモショップに行き、「スマホおかえしプログラムを利用していて端末を返却したい」と伝えれば手続きしてもらえます。
手続き完了後、その場で端末を返却すれば手続きは完了です。
なおドコモショップは混雑しているため、待ち時間が発生することがあります。
ドコモショップで手続きしてもらう場合は、来店予約を活用しましょう。
事前に来店日時を予約しておけば待ち時間を大幅に短縮することができます。
ネットで簡単に予約できるので、ぜひ利用してみてください。
- ドコモ公式サイトのドコモショップページにアクセス
- 希望するショップを選択
- 店頭来店をタップ
- 来店目的や希望来店日時などの必要事項を入力
スマホおかえしプログラムでよくある質問
最後に「スマホおかえしプログラム」でよくある質問に回答していきます。
スマホおかえしプログラムについて気になる点や疑問点がある人は参考にしてみてください。
カエドキプログラムとの違いは?
2021年9月24日以降に発売された機種が対象で、現在ドコモで販売されている大半の機種で利用することが可能です。
一方「スマホおかえしプログラム」は、「いつでもカエドキプログラム」の提供開始前に発売された機種が対象です。
2024年現在はすべての対象機種が販売終了しています。
「スマホおかえしプログラム」と「いつでもカエドキプログラム」の違いは以下の4つ。
項目 | スマホおかえしプログラム | いつでもカエドキプログラム |
---|---|---|
対象機種 | いつでもカエドキプログラムの提供開始前に発売された機種 | 2021年9月24日以降に発売された機種 |
分割支払い回数 | 36回 | 24回払い (端末を返却しない場合は残債金が24回に再分割される) |
免除される金額 | 最大12回 | あらかじめ残価が設定されている |
早期返却割引特典 | なし | あり |
「いつでもカエドキプログラム」は残価設定型の購入プログラムです。
あらかじめ残価が設定されており、23ヶ月目までに端末を返却すると残価の支払いが免除されます。
残価は機種によって異なり、実質半額の負担で購入できるものもあります。
「スマホおかえしプログラム」より割引額が大きいので、高額な機種もよりお得に購入することが可能になりました。
ドコモで機種購入時には、ぜひ「いつでもカエドキプログラム」を利用しましょう。
なお、いつでもカエドキプログラムには、2年未満の早期にお得に買い替えできる「いつでもカエドキプログラム+」もあります。
一部の対象機種で利用でき、プログラム利用料を支払うことで「残価」と「返却した翌月から23回目までの分割支払金」の支払いが不要になります。
下取りプログラムとの違いは?
対象機種はiPhone・ドコモのスマホ・ドコモのケータイ・iPad・タブレットなど幅広く利用できます。
他社から乗り換え・新規契約で申し込みの場合は、他社で購入した機種も下取りの対象になります。
さらに機種購入時の条件がなく、一括払いで購入した機種でも下取りに出すことが可能です。
「下取りプログラム」と「スマホおかえしプログラム」の違いをまとめました。
項目 | 下取りプログラム | スマホおかえしプログラム |
---|---|---|
特典 | 新しく購入する端末の割引 または dポイントで還元 | 分割支払金の免除 |
割引額 | 機種によって異なる | 分割支払金最大12回 |
適用条件 | 対象機種をドコモに下取りに出す | 対象機種を36回払いで購入 プログラム利用申し込みを行い、端末をドコモに返却する |
一方、「スマホおかえしプログラム」は、購入時に36回払いで購入し「スマホおかえしプログラム」に申し込みが必要です。
また「スマホおかえしプログラム」で割引になるのはプログラムを利用して購入した端末の分割支払金で、新しい機種での割引はありません。
下取りプログラムと併用できる?
ただし、「下取りプログラム」は「スマホおかえしプログラム」に加入しているスマホでも申し込みが可能です。
場合によっては「スマホおかえしプログラム」を利用するより、「下取りプログラム」を利用した方がお得になることがあります。
iPhone 12 Pro 128GBを例に見てみましょう。
スマホおかえしプログラム 利用時 | 機種代金 | 24ヵ月目に 返却した場合の 免除額 | 30ヵ月目に 返却した場合の 免除額 |
---|---|---|---|
iPhone 12 Pro 128GB | 129,096円 | 43,032円 | 21,516円 |
下取りプログラム | 良品 | 画面割れ品 | 機能不良品 |
---|---|---|---|
iPhone 12 Pro 128GB | 32,000円 | 9,600円 | 9,600円 |
iPhone 12 Pro 128GBは2020年に発売されたモデルであり、購入から2年以上経過している人が大半でしょう。
そのため今から「スマホおかえしプログラム」を利用した場合はほとんど割引が受けられません。
一方「下取プログラム」では、iPhone 12 Pro 128GBは良品であれば32,000円で下取りしてもらえます。
端末の分割金の残債額は、My docmoの「端末等代金分割支払金」でご確認ください。
端末を返却しないとどうなる?
期日までに返却しないと残債金を一括で支払わなければならなくなるので注意してください。
傷や画面割れがあっても大丈夫?
しかし著しい破損や画面割れがある場合は機能不良品と判定され、故障時利用料が発生する可能性があります。
どこまでの傷が大丈夫で、どこからが機能不良品になるかは、ドコモ側の査定次第なので個人が判定することはできません。
郵送で申し込みしてしまうと必ず返却しなければならないため、傷や画面割れがある場合は返却可能かドコモショップで相談しましょう。
2年以内に機種変更しても大丈夫?
その場合は最大の12回分の分割金が免除されます。
ただし残り24回分の支払いは免除されないので、機種変更後も支払いが続く点には注意してください。
新しい機種も分割払いで購入した場合は、支払いが終わるまで2機種分の分割金を支払うことになります。
スマホおかえしプログラムはahamoでも使える?
ドコモショップやドコモオンラインショップで対象機種を購入時に、「スマホおかえしプログラム」に申し込みしてください。
なお「スマホおかえしプログラム」利用中にドコモからahamoに変更した場合も、プログラムは引き継ぐことができます。
ahamoに変更後にプログラムを利用する際は、オンライン手続きからお申し込みください。
スマホおかえしプログラムの闇とは?
しかし24ヶ月目のタイミングに端末を返却しないと最大額の割引になりません。
3年同じ機種を使う場合は割引は受けられないので、機種代金を全額負担することになってしまいます。
そのため、スマホを2年以上長く使い続ける人にとってはメリットがありません。
また端末に破損や画面割れがあると故障時利用料が発生する可能性もあるため、取り扱いにも注意が必要です。
「スマホおかえしプログラム」を利用する際は、デメリットや注意点をしっかり確認するようにしましょう。
「スマホおかえしプログラム」は返却のタイミングに注意!
「スマホおかえしプログラム」について解説してきました。
「スマホおかえしプログラム」は高額な機種も3分の2の負担で購入できるので、メリットが大きいサービスといえます。
しかしプログラムを利用するには「端末の返却が必要」「返却時期が遅くなるほど割引額が減る」などのデメリットもあるため、利用には注意が必要です。
「スマホおかえしプログラム」に加入中の人は残債金を確認し、お得な方を利用するようにしましょう。