この記事では、ドコモからLINEMOに乗り換える手順や必要なものをわかりやすく解説します。
ソフトバンクのオンライン専用格安ブランドLINEMOは、毎月の携帯料金を節約したい人にとって大変魅力的な選択肢の1つです。
ドコモからLINEMOへ乗り換えるメリットは以下の通りです。
- 月額料金が大幅に安くなる
- MNP予約番号発行の手間が不要
- LINEはデータ無制限で使い放題
- 解約の違約金は発生しない
- 契約事務手数料が無料
- 乗り換えがお得になるキャンペーンが豊富
ただし、乗り換えにはデメリットや注意点もつき物です。
乗り換えを検討する際は、こちらも合わせて確認しておきましょう。
- LINEMOではスマホを販売していない
- 手続きは基本的にすべてオンライン
- 店舗でのサポートは有料
- キャリアメールが利用できなくなる
本記事では、ドコモから乗り換えることでどのくらいおトクになるのか、LINEMOに乗り換えるベきベストなタイミングも詳しく紹介しています。
ドコモからLINEMOへの乗り換えを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
ドコモからLINEMOに乗り換える際のタイミングや事前準備
ここでは、ドコモからLINEMOに乗り換える際のタイミングや事前に準備しておくべきものを解説します。
ベストなタイミングに乗り換えることで、余計な出費を抑えることが可能です。
ここでしっかり確認しておきましょう。
ドコモからLINEMOに乗り換えるベストタイミングは?
結論から言えば、ドコモからLINEMOに乗り換えるベストタイミングは、ずばり月末です。
ドコモはほかの大手キャリアと同じく日割り計算がないため、月の途中で解約しても満額請求されます。
一方、LINEMOは月の途中でサービスを開始した場合は、料金プランや通話定額などのオプションサービスが日割り計算になります。
まとめると、月末いっぱいまでドコモを使い切ってから解約し、LINEMOへ乗り換えるのが最もお得です。
LINEMOで利用できる機種か確認する
LINEMOへ乗り換える前に、今使っているまたはこれから使う機種がLINEMOでも使えるかどうか、必ず確認しましょう。
動作確認端末は、LINEMO公式サイトで確認することができます。
近年発売された機種であればほとんど対応していますが、一部古い機種は対応していない場合があるので注意しましょう。

LINEMOで利用できなくなるドコモサービスを確認する
LINEMOで利用できなる主なドコモサービスは、以下の通りです。
- キャリアメール(@docomo.ne.jp)
- ドコモ電話帳
- 留守番電話サービス
- メロディコール
- 各種割引
LINEMOはソフトバンクの格安ブランドなので、基本的にドコモ独自のサービスを利用することができなくなります。
特に、大事なデータが保存されているキャリアメールや電話帳は、LINEMOへの乗り換え前にバックアップしておくことを忘れないようにしてください。
メールに関しては、有料オプションの「ずっとドコモメール」を契約すれば、解約後もドコモのキャリアメールを引き続き利用できます。
ネットワーク暗証番号を確認しておく
ドコモには、本人確認のために4桁の数字を組み合わせたネットワーク暗証番号があります。
ネットワーク暗証番号は、乗り換えなど各種手続きに必要となる大切なものです。
忘れた人は、ドコモショップ店頭やドコモインフォメーションセンターで手続きすれば、教えてもらうことが可能です。
ただし、ドコモインフォメーションセンターは郵送になるため、時間がかかります。
ドコモからLINEMOに乗り換える手順
次に、ドコモからLINEMOへの乗り換え手順を見ていきましょう。
主な手順は以下の通りです。
①乗り換え時に必要なものを準備
LINEMOへの乗り換え時に必要なものは、以下の通りです。
- LINEMOで利用するスマホ
- 本人確認書類
- クレジットカードまたは銀行口座
本人確認書類は、運転免許証やマイナンバーカードなどいずれか1つを用意する必要があります。
ただし、SIMカードかeSIMかによっても必要な本人書類が異なるので、詳細はLINEMO公式サイトで確認してください。
LINEMOの支払い方法は、クレジットカード決済か口座振替の2種類が用意されています。

②LINEMOに申し込む
LINEMO公式サイトにアクセスし、「今すぐ申し込む」をタップします。
あとは、画面の指示に従って乗り換え手続きを行いましょう。
このとき、「今の電話番号をそのまま使用する」と「ドコモ」を選択することを忘れないでください。
料金プラン、支払い方法、MNP予約番号などを入力して申し込みが完了すると、「お申し込み完了メール」が届きます。

③開通手続きを行う
開通手続きは、eSIMかSIMカードかによって異なります。
eSIMの場合は、eSIM専用アプリ「LINEMO かんたんeSIM開通」で開通手続きを行えば、最短当日に開通することも可能です。
SIMカードの場合は、Webまたは電話で回線切替手続きを行った後、手元に届いたSIMカードをスマホに挿入します。
iPhoneは「設定」アプリでキャリア設定のアップデート、Androidは「設定」アプリでAPN設定を行いましょう。


ドコモからLINEMOに乗り換える際の注意点
ドコモからLINEMOに乗り換える際の注意点は以下の5点です。
詳しく見ていきましょう。
一部の機種はWi-Fi接続してSIMロック解除通知を受け取る必要がある
2021年9月30日以前にキャリアで発売されたスマホには、契約している携帯電話会社以外の回線を使えないよう、「SIMロック」と呼ばれる制限がかけられています。
つまり、ドコモで購入したスマホはソフトバンク系列であるLINEMOのSIMをそのまま使うことができません。
条件に該当するスマホは、Wi-Fi接続してドコモでSIMロック解除の通知を受け取る必要があります。
なお、2021年10月1日以降にキャリアで発売されたスマホはSIMロックが廃止されているので、手続きを行う必要はありません。
キャリアメールが利用できなくなる
LINEMOでは、ドコモメール(~@docomo.ne.jp)のようなキャリアメールは提供されていません。
基本的には、GmailやYahoo!メールのようなフリーメールを利用することになります。
LINEMOでもドコモメールを利用したい場合は、月額330円の「ずっとドコモメール」を契約すれば、解約後もドコモのキャリアメールを引き続き利用できます。
ドコモからの乗り換えでも契約審査がある
LINEMOへの乗り換えは、通常の新規契約と同じように契約審査があります。
ドコモを利用中であっても、状況によっては契約審査に通らない場合もあります。
過去に支払い滞納がある、他キャリアなどで強制解約されたことがある場合は、審査に通りにくいので注意しましょう。
店舗でのサポートが受けにくくなる
LINEMOは、すべての手続きとサポートが基本的にオンライン専用となっています。
不安であれば、ソフトバンクまたはワイモバイルの店舗で有料サポートを利用することも可能です。
ただし、一部店舗ではサポートを受け付けていません。
店舗でのサポートを受けたい場合は、事前に対応しているか公式サイトで確認しておきましょう。
端末は自分で用意する必要がある
LINEMOでは、ドコモのようにスマホの販売は行っていません。
そのため、使用したいスマホはあらかじめ用意しておく必要があります。
ドコモからLINEMOに乗り換える際によくある質問
最後に、ドコモからLINEMOへ乗り換える際によくある5つの質問に回答します。
各質問の詳細を見ていきましょう。
ドコモからLINEMOに乗り換える際に使えるキャンペーンは?
- のりかえ対象!PayPay増額キャンペーン(~2025年8月3日)
- LINEMOベストプラン紹介キャンペーン(~2025年8月3日)
- 2回線まとめて申し込みでPayPayポイントプレゼントキャンペーン
- LINEMOおかえりだモンキャンペーン
- 契約者向け!追加申込キャンペーン
- 通話オプション割引キャンペーン2
- PayPayポイントプレゼントキャンペーン
2025年8月3日まで、LINEMOに乗り換えるとPayPayポイントが大量にもらえるキャンペーンが多数開催されています。
通常よりももらえるポイントが増量されているので、この機会にぜひ利用してみてください。
ドコモで購入した端末は使える?
ただし、2021年9月30日以前にドコモで発売された端末はSIMロックがかかっているので、SIMロックを解除する必要があります。
また、古い端末など一部使えない端末もあるので、LINEMO公式サイトで動作確認端末を確認しておきましょう。
ドコモからLINEMOに乗り換える際に違約金はかかる?
ドコモからLINEMOに乗り換えるとどのくらい安くなる?
以下は、ドコモとLINEMOの料金プランの比較です。
プランの 種類 | LINEMO | ドコモ | ||
---|---|---|---|---|
低用量 プラン | ベストプラン | ~3GB:990円 ~10GB:2,090円 | ドコモmini | ~4GB:2,750円 ~10GB:3,850円 |
大容量 プラン | ベストプランV | ~30GB:2,970円 | ドコモMAX | ~1GB:5,698円 ~3GB:6,798円 無制限:8,448円 |
低容量プランを利用する場合、ドコモは月額2,750円~3,850円の「ドコモMAX」、LINEMOは月額990円~2,090円の「LINEMOベストプラン」が提供されています。
どちらも最大10GBまで利用可能ですが、LINEMOの方が1,760円安く利用可能です。
大容量プランを利用する場合、ドコモは月額5,698円~8,448円の「ドコモMAX」、LINEMOは月額2,970円の「LINEMOベストプランV」が提供されています。
LINEMOはデータ無制限ではありませんが、それを差し引いても大幅に安く利用できます。

LINEMOの最低維持費はいくら?
容量は3GBまでと少な目ですが、LINEは使い放題です。
普段そこまでスマホを使わない人であれば、このプランでも十分運用できるでしょう。
ドコモからLINEMOに乗り換えてお得に使おう!
今回は、ドコモからLINEMOへ乗り換える手順や必要なものなどを解説しました。
- 本人確認証と支払い方法の準備は必須
- MNP予約番号不要でも手続き可能
- 利用予定のスマホはあらかじめ用意しておく
- 一部機種を除いてドコモで購入した端末も使用可能
- 乗り換えがお得になるキャンペーンが豊富
- 乗り換えるタイミングは月末がベスト
- キャリアメールは利用不可
- 手続きやサポートは基本的にオンライン中心
LINEMOは月額料金990円~というコスパの良さ、最大30GBもの大容量のデータ通信量を利用できる魅力的な格安SIMです。
ソフトバンクと同じ回線なので品質も安定しており、どんなに好きに使ったとしても基本的にはLINEMOの方が圧倒的に安く運用できます。
ドコモからの乗り換えであれば従来のようなMNP予約番号の発行が不要なので、LINEMOだけで全ての手続きを済ませることが可能です。
ドコモからの乗り換えを検討している人は、ぜひLINEMOも候補に加えてみてはいかがでしょうか。