ドコモからソフトバンクへの乗り換えを検討している方に向けて、乗り換えに適したタイミングや乗り換える手順、注意点などを詳しく解説します。
乗り換え手続きは月末に行うことで、ドコモの月額料金を無駄なく使えます。
事前準備が終わったら、次の手順でドコモからソフトバンクへ乗り換えましょう。
本記事ではお得に乗り換えるためのポイントや注意点なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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ドコモからソフトバンクに乗り換える際のタイミングや事前準備
ドコモからソフトバンクに乗り換える前には、タイミングや事前準備をしっかり確認しておくことが重要です。
乗り換えにあたって確認しておきたいポイントについて解説します。
ドコモからソフトバンクに乗り換えるベストタイミングは?
ドコモからソフトバンクに乗り換えるなら、請求締め日前(月末)がおすすめです。
ドコモの月額料金は解約月でも日割りにならず、1か月分が満額請求されるため、月初の解約は損になりやすい点に注意しましょう。
また、同棲やルームシェアを始めたタイミングも一つの目安です。
ソフトバンクは家族割の適用範囲が広く、同じ住所に住んでいれば血縁や婚姻関係がなくても家族グループに登録できます。
同じ家族グループに入ると、以下のような特典を受けられます。
- 家族割:国内通話・メールが家族間で24時間無料
- 新みんな家族割:契約数に応じて1人あたり毎月最大1,210円割引
- おうち割光セット:SoftBank 光・Airの加入で毎月1,100円割引
引っ越しなどをきっかけに、家族や同居人と一緒に乗り換えを検討してみてください。
さらに、PayPayやYahoo!ショッピングをよく使うようになったときも、ソフトバンクへの乗り換えタイミングとしておすすめです。
ソフトバンクはPayPayポイントが貯まりやすく、Yahoo!ショッピングでの買い物で最大17%分のポイントが還元されます。
タイミングを見極めて乗り換えれば、ソフトバンクをお得に使い始められるでしょう。
ソフトバンクで利用できる機種か確認する
ドコモで使っていたスマホをソフトバンクでもそのまま使いたい場合は、動作確認済みの機種であるかチェックしましょう。
機種のメーカー・カテゴリ・キャリアを選択すると、動作確認済み機種が表示されます。
手持ちの機種名が表示され、「機能」欄にすべて〇が付いている場合は、ソフトバンクでも支障なく使えます。
もし機種が表示されない場合や×がある場合は、一部機能が使えない、または利用できない可能性があるため、機種変更を検討するのがおすすめです。
また、ドコモで購入した端末には一部SIMロックがかかっていることがあります。
そのままではソフトバンクのSIMが使えないため、乗り換え前にSIMロックを解除しておきましょう。
SIMロックがかかっているかどうかは、以下の手順でチェックできます。
- iPhone:「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」を確認
- Android:「設定」→「端末情報」→「SIMカードの状態」を確認

ソフトバンクで利用できなくなるドコモサービスを確認する
ソフトバンクへ乗り換えることにより、一部のドコモサービスは使えなくなるため注意が必要です。
解約により使えなくなる主なサービスの例は、以下の通りです。
- ドコモのキャリアメール
- ワンナンバーサービス
- データ保管BOX・dフォト
- いちおしパック
- smartあんしんパック
なかでも「データ保管BOX」や「dフォト」などのクラウド系は、解約後に保存データへアクセスできなくなるため、事前にバックアップを取っておくのがおすすめです。
また、サービスによってはソフトバンクでも同様のものを利用できるケースもありますが、内容や月額料金が異なり、データも自動では引き継がれません。
使いたいオプションサービスがある場合はあらかじめ確認しておきましょう。
ネットワーク暗証番号を確認しておく
ドコモからソフトバンクに乗り換える際には、ネットワーク暗証番号が必要となる場合があります。
ネットワーク暗証番号とは、ドコモ契約時に設定した4桁の数字です。
MNP予約番号の発行手続きをするときなど、本人確認が必要なタイミングでネットワーク暗証番号の入力が求められます。
もし番号を忘れてしまった場合は、次の方法で確認または再設定を行ってください。
- ドコモショップ:本人確認書類を持参して再登録
- 電話:ドコモインフォメーションセンター(151)へ連絡し、郵送で通知を受け取る
電話で確認する場合は郵送対応となるため、手続きに日数がかかる点に注意しましょう。
乗り換えをスムーズに進めるためにも、あらかじめネットワーク暗証番号を確認しておくのがおすすめです。
ドコモからソフトバンクに乗り換える手順
ドコモからソフトバンクへ乗り換える際の基本的な流れを、3つのステップに分けてご紹介します。
手順さえ押さえておけばそれほど難しくないため、順を追って確認していきましょう。
MNP予約番号を取得して乗り換えの準備をする
ドコモからソフトバンクへ乗り換える際は、電話番号を引き継ぐためにMNP(番号ポータビリティ)の手続きが必要です。
従来は「MNP予約番号」をドコモ側で発行し、ソフトバンクに提出する必要がありましたが、現在は「MNPワンストップ方式」により、予約番号の取得が不要なケースもあります。
MNPワンストップを利用できる場合は、次のステップ「ソフトバンクで申し込み・契約手続きを行う」へ進んでください。
ワンストップ方式が利用できない場合や、うまく手続きが進まない場合には、以下の方法でMNP予約番号を取得しましょう。
- Web(My docomo):24時間対応、dアカウントでログイン
- 電話:ドコモ携帯「151」、一般電話「0120-800-000」(9:00〜20:00)
- ドコモショップ:店頭で手続き(来店予約推奨)
MNP予約番号を取得する際は、My docomoから手続きするのが簡単でスピーディーです。
My docomoでのMNP予約番号発行の手順は次の通り。
- My docomoにログイン
- ご注意事項(1/2)を確認して「確認のうえ次へ進む」
- ご注意事項(2/2)を確認して「同意した上でMNPのお手続きへ進む」
- 現在の予約状況を確認し、MNPのお手続きを選択
- メールの送信先を選択して「次へ進む」
- 継続希望サービスがある場合、選択後「次へ進む」
- アンケートに回答して次へ進む
- 手続き内容を確認し、「この内容で手続きを完了する」
- 完了画面で「予約番号」を確認する
MNP予約番号の有効期限は、取得日を含めて15日間です。
期限切れになる前にソフトバンクで申し込みを完了させましょう。
ソフトバンクで申し込み・契約手続きを行う
ドコモからソフトバンクに乗り換えるなら、ソフトバンクオンラインショップからの申し込みがおすすめです。
契約事務手数料(通常3,850円)がかからず、店舗に行く手間も省けます。
ソフトバンクオンラインショップで手続きをする前に、まず以下の書類を準備しましょう。
- クレジットカード
- 本人確認書類
- MNP予約番号(MNPワンストップ以外)
必要書類が準備できたら、次の通り申し込みの手続きを進めます。
- STEP.
ソフトバンクオンラインショップにアクセスする
- STEP.購入する機種を選ぶ
- STEP.契約手続きの種類や商品の受け取り方法を選ぶ画面に沿って、手続きの種類(MNP)や受け取り方法、利用者の情報などを選択して進みます。
- STEP.商品・プラン・オプションを選択する機種の色や支払方法、料金プラン、各種オプション、アクセサリなどを選択します。
- STEP.のりかえ(MNP)情報を入力するMNP予約番号をすでに取得済みの場合は番号を入力、MNPワンストップを利用する場合は電話番号を入力します。
- STEP.契約者情報・支払情報を入力する本人確認書類のアップロードや、契約者情報・支払方法などを入力します。
- STEP.各種規約に同意し、最終確認のあと申し込みを確定する
- 終了
ソフトバンクの申し込み手続きは以上で完了です。
申し込み後に審査が行われ、問題がなければ商品が発送されて「出荷完了のご連絡メール」が届きます。
商品は、正午までの申込みなら最短翌日に届きますよ。
SIMカードや商品到着後にMNP開通手続きを行う
ソフトバンクのSIMカードや商品が到着したら、MNP開通手続きと初期設定を行いましょう。
MNP開通手続きは9:00~21:00まで、電話またはWebで受け付けています。
- 電話:0800-100-2555(通話料無料)
- Web:オンライン切り替えページ
手続きには、出荷完了のご連絡メールに記載された「お申し込み受付番号」や暗証番号などが必要なので、手元に準備しておきましょう。
開通手続きが完了したら、使用する機種にUSIMカードを取り付けて電源を入れ、画面の案内に従って初期設定を進めていけば登録完了です。
なお、eSIMで申し込みをした方は、開通手続きの方法が機種によって異なります。
ソフトバンクのeSIMサポートを参考に手続きを進めてください。

ドコモからソフトバンクに乗り換える際の注意点
ドコモからソフトバンクへの乗り換えは比較的スムーズに進められますが、事前に確認しておくべきポイントもいくつかあります。
乗り換えたあとに後悔しないためにも、気になる点は確認しておきましょう。
キャリアメールが利用できなくなる
ドコモからソフトバンクへ乗り換えると、これまで使用していたドコモのキャリアメール(@docomo.ne.jp)が基本的には利用できなくなります。
メールを使いたい場合は、ソフトバンクのキャリアメールに移行するか、Gmailなどのフリーメールへ切り替えなければなりません。
ただし、「ドコモメール持ち運び」サービスを契約すれば、ドコモのキャリアメールを使い続けられます。
月額料金は330円です。ドコモ回線の解約日から31日以内に申し込む必要があります。
ドコモからの乗り換えでも契約審査がある
ドコモからソフトバンクへ乗り換える場合、ソフトバンク側で新規契約のための審査が行われます。
キャリア間の乗り換えであっても審査が免除されることはありません。支払い能力などが改めてチェックされる点に注意が必要です。
ソフトバンクは審査基準を公表していませんが、料金の滞納や複数のローン契約があると、審査に通らない可能性があります。

テザリングに利用制限がある
ソフトバンクでは、プランによってはテザリング容量に上限が設定されている場合があります。
例えば「メリハリ無制限+」では、テザリングとデータシェアの合計が月間50GBまでに制限されています。
また、月間通信量が200GBを超えた場合、最大4.5Mbpsの速度制御が行われる可能性があることにも注意が必要です。
一方、ドコモの「eximo」や「ドコモ MAX」などの主な料金プランでは、テザリングは申し込み不要・無制限・追加料金なしで利用できます。
乗り換え前と同じ感覚で使っていると、思わぬ制限にかかるおそれがあるため、事前にプラン内容をよく確認しておきましょう。
dポイントが貯まりにくくなる
ドコモからソフトバンクへ乗り換えると、これまでのようにはdポイントを貯められなくなってしまいます。
ドコモ経済圏で上手にやり繰りしてきた方は注意してください。
しかし、ソフトバンクはPayPayポイントを貯めやすいキャリアです。
Yahoo!ショッピングで最大17%相当の還元を受けられたり、ソフトバンクの月額料金をPayPayカード ゴールドで支払うと、最大10%分のPayPayポイントが還元されたりします。
スマホの乗り換えを機に、ポイントサービスの乗り換えも検討してみてください。
通信エリアの広さはドコモが優勢
ドコモからソフトバンクに乗り換える際は、通信エリアの広さに違いがあることを把握しておきましょう。
ドコモは全国的に4Gの基地局が多く、特に郊外や山間部でも安定してつながりやすいのが特徴です。
総務省の資料「携帯電話の基地局整備等について」によると、2024年3月末時点の両社の基地局数は次の通りです。
- ドコモ:5G→46,294 4G→258,546
- ソフトバンク:5G→85,361 4G→179,987
ソフトバンクは都市部での5G展開が進んでいますが、郊外や屋内エリアではドコモに比べてやや繋がりにくい傾向があります。
地方や郊外、山間部でスマホをよく利用する方は注意してください。
ドコモからソフトバンクに乗り換える際によくある質問
ドコモからソフトバンクに乗り換え時によくある質問と回答をまとめました。
疑問点を事前に確認しておくことで、スムーズに乗り換え手続きを進められます。
ドコモからソフトバンクに乗り換える際に使えるキャンペーンは?
代表的なキャンペーンには、以下のようなものがあります。
- オンラインショップ割
- オンラインショップ割 for Watch
- 3G買い替えキャンペーン
- 下取りプログラム
- いつでもカエドキプログラム
なかでも「オンラインショップ割」は、対象機種によっては最大4万円以上の割引が適用されるため、特に注目したいキャンペーンです。
オンラインショップ割は、ソフトバンクオンラインショップから申し込んだ方が限定のキャンペーンです。
「いつでもカエドキプログラム」や「下取りプログラム」を併用すると、さらにお得に機種を購入できますよ。

ドコモで購入した端末は使える?
対応機種一覧は、以下のソフトバンク公式サイトから確認できます。
なお、2021年9月30日以前に発売されたスマホはSIMロックがかかっている場合があります。
乗り換え前にWeb・電話・ドコモショップでSIMロック解除の手続きを済ませておきましょう。
ドコモからソフトバンクに乗り換える際に違約金はかかる?
ただし、ドコモの契約期間が1年以内の場合は、契約解除料1,100円を請求される可能性があるため注意してください。
契約解除料の請求対象となるのは、次のようなパターンです。
- 2025年3月1日~6月30日に新規・MNPで契約し1年以内で解約、かつ以下①②の条件を満たす場合
①利用実態がない場合
②回線の解約日から過去1年間に、同一名義のほかの回線が契約期間1年以内に解約されていた場合(法人名義を除く) - 2025年7月1日以降に新規・MNPで契約した場合
<個人名義>1年以内に解約した場合
<法人名義>1年以内に解約し、かつ利用実態がない場合
2025年7月1日以降に契約した場合、個人名義であれば利用実態の有無にかかわらず契約解除料が請求されます。
ドコモからソフトバンクに乗り換えるとどのくらい安くなる?
ここでは、ドコモの「ドコモ MAX」とソフトバンクの「メリハリ無制限+」を取り上げます。
料金プラン | データ使用量 | 月額料金 |
---|---|---|
ドコモ MAX | ~1GB | 5,698円 |
1GB~3GB | 6,798円 | |
3GB~無制限 | 8,448円 | |
メリハリ無制限+ | ~2GB | 5,775円 |
2GB~無制限 | 7,425円 |
無制限で比べると、ソフトバンクの方が月額1,000円以上安くなります。
なお、dカードやPayPayカード支払いによる割引、光回線とのセット割など、最大割引を適用したあとの金額は次の通りです。
料金プラン | データ使用量 | 月額料金(割引適用後) |
---|---|---|
ドコモ MAX | ~1GB | 2,398円 |
1GB~3GB | 3,498円 | |
3GB~無制限 | 5,148円 | |
メリハリ無制限+ | ~2GB | 3,278円 |
2GB~無制限 | 4,928円 |
割引適用後も、月2GB以上の利用であればソフトバンクの方が安く抑えられます。
ただし、データ使用量が少ない場合はドコモ方がお得になるケースもあるため、まずはご自身の利用状況を確認してみてください。
ソフトバンクの最低維持費はいくら?
月1GBまでの利用でSoftBank 光・Airに加入していると、最低維持費は月額2,178円になります。
なお、通信量が上がると(~1GB、~2GB、3GB~)段階的に料金も上がっていく点には注意してください。
最安で維持するためには月1GB未満に抑える必要があります。
ドコモからソフトバンクに乗り換えてお得に使おう!
本記事では、ドコモからソフトバンクに乗り換える手順について紹介しました。
ソフトバンクは、データ無制限で使えるプランが最安4,928円/月で利用できるのが特徴です。
PayPayポイントが貯まりやすく、同居している友人・恋人とも家族割を適用できます。
記事内で紹介した準備や手順、注意点などをチェックし、スムーズに乗り換えを行いましょう。