人気iPhoneのバッテリー持ちが悪くなった時は、バッテリー交換を考えましょう。
この記事では、iPhoneのバッテリー持ちが悪くなった時どこでバッテリー交換ができるのか、費用やタイミングなどについてもご紹介していきます。
- 正規の修理サービスを使う
- 非正規の修理サービスを使う
- 自分でバッテリー交換をする
また、iPhoneのバッテリーを交換する場合、以下のサービスを利用できます。
- Appleの店舗を利用する
- iPhoneの修理サービスを利用する
- 携帯キャリアの修理サービスを利用する
- 家電量販店の修理サービスを利用する
- スマホ修理専門店を利用する
また、iPhoneのバッテリー交換の目安は以下です。
Appleが公式で明確な数字を出していますので参考にしてみてください。
AppleCare+ にご加入で、お使いの製品のバッテリー蓄電容量が本来の 80% 未満に低下している場合は、無償でバッテリーを交換できます。
引用元:Apple
このように、バッテリー蓄電容量が80%未満に低下した場合は、iPhoneのパフォーマンスにも大きく影響が出てくるので、Appleは公式にバッテリー交換を推奨していると考えられます。
また、ご自身のiPhoneで確認する方法は以下の手順です。
- 設定アプリをタップ
- バッテリーをタップ
- バッテリーの状態と充電をタップ
- 最大容量を確認
数字が80%未満になっていた場合は、バッテリー交換時期となります。
iPhone16の在庫、iPhone16の色などの最新情報はこちらの記事で紹介しています。
iPhoneのバッテリーを交換する方法3つ
まずは、iPhoneのバッテリーを交換する方法についてご紹介します。
- 正規の修理サービスを使う
- 非正規の修理サービスを使う
- 自分でバッテリー交換をする
上記の3つの方法でiPhoneのバッテリー交換ができます。では、それぞれの項目を解説します。
正規の修理サービスを使う
正規の修理サービスとは、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダのことです。
Apple正規サービスプロバイダは、Appleから公式に認可を受けている修理サービスになります。
それぞれの修理サービスには大きく分けて、「持ち込み修理」や「配送修理」という2つの方法でiPhoneのバッテリー交換をすることができます。
尚、Apple正規サービスプロバイダについては、配送サービスを行っているところとそうでないところがあります。
正規の修理サービスについては、Appleが公式で認可している純正のパーツを使用していますので安心です。
非正規の修理サービスを使う
非正規の修理サービスとは、Appleから公式で認可を受けていない修理サービスです。
持ち込み修理や配送修理などのサービスについては、対応しているところもあればないところもあります。
正規の修理サービスとは違いAppleの純正パーツを扱えないのは、修理サービスを利用する際に心配されるポイントになります。
自分でバッテリー交換をする
基本的に非推奨とさせて頂きますが、自分でもiPhoneのバッテリー交換はできます。
自分でバッテリー交換ができるとお得だし、費用も安く済むでしょう。しかしそれ以上に、大きなリスクやデメリットがあります。
特に注意しなければならないのは、電波法違反(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)になる可能性があることです。
技適マークが付いていない無線機を使用すると電波法違反(※)になる場合があります。
参照元:総務省 電波利用ホームページ
自分でiPhoneを分解してバッテリー交換すること自体は違法ではないものの、「技術基準適合証明(快適マーク)」から外されてしまうことになりますので、使用する場合は違法性があります。
さらに、故障のリスクやバッテリー発火の原因になったり、Appleの保証が受けられなくなるなど、大きなデメリットがあります。
iPhoneのバッテリー交換はどこでできる?
では次に、iPhoneのバッテリーを交換する場合、どこで交換すればいいのか?についてご紹介します。
- Appleの店舗を利用する
- iPhoneの修理サービスを利用する
- 携帯キャリアの修理サービスを利用する
- 家電量販店の修理サービスを利用する
- スマホ修理専門店を利用する
上記の5つの方法で、iPhoneのバッテリーを交換することができます。
以下よりそれぞれを詳しく解説していきます。
Appleの店舗を利用する
Appleの公式の修理サービスとなっており、全国各地にあるAppleStoreにて対応しています。
iPhoneのバッテリー交換の際には、直接持ち込んでの修理となります。
交換期間については、即日での対応ができる場合と、数日、数週間かかる場合もあります。
iPhoneの修理サービスを利用する
こちらもAppleの公式の修理サービスとなっています。
Appleの公式サイトから手続きを行うので、配送修理となります。
配送修理は自宅までAppleからの配送業者がiPhoneを引き取りにきて、Appleの修理工場まで配送してくれます。
お近くにAppleStoreの店舗がない場合などでも、安心して利用することができます。
交換時期については、配送修理となるため即日での対応はできません。1週間以上はかかります。
携帯キャリアの修理サービスを利用する
iPhoneを各携帯キャリアで買った場合、契約・購入したキャリアに持ち込んでバッテリー交換ができます。
ご契約しているキャリアのiPhoneの修理プログラム「ケータイ補償サービス」などのオプションサービスを利用している場合は、必ずそれを利用することをおすすめします。
家電量販店の修理サービスを利用する
全国どこの家電量販店でも対応しているというわけではありません。
「Apple正規サービスプロバイダ」として、iPhoneのバッテリー交換や修理などに対応している家電量販店に限ります。
また持ち込み修理、配送修理については、各家電量販店によって異なります。
スマホ修理専門店を利用する
ネット検索や地域を探せば、iPhoneの修理を行っているスマホ修理専門店があります。
iPhoneのバッテリー交換に対応しているところも多いですが、非正規の修理サービスとなりますので、冒頭でお伝えしたとおりデメリットに注意しなければなりません。
iPhoneバッテリー交換の値段はいくら?
次に、iPhoneのバッテリーを交換する時にかかる値段についてご紹介します。
- Apple Store
- Apple正規サービスプロバイダ
- 携帯キャリアのサービス
- 非正規のサービス
それぞれの値段を解説します。
Apple Storeを利用した場合の値段
Appleの「iPhoneの修理サービス」を利用した場合の値段は、「Apple Care+」加入の有無や、iPhoneの各モデルによって異なります。
以下に、AppleでiPhoneのバッテリー交換をした場合の値段についてまとめました。
モデル名 | AppleCare+未加入の場合 | AppleCare+加入の場合 |
---|---|---|
iPhone 14 シリーズ | 14,900円 | 無料 |
iPhone 13 シリーズ | 9,800円 | 無料 |
iPhone 12 シリーズ | 9,800円 | 無料 |
iPhone 11 シリーズ | 9,800円 | 無料 |
iPhone XS シリーズ | 9,800円 | 無料 |
iPhone XR | 9,800円 | 無料 |
iPhone X | 9,800円 | 無料 |
iPhone 8 シリーズ | 7,500円 | 無料 |
iPhone 7 シリーズ | 7,500円 | 無料 |
iPhone 6 シリーズ | 7,500円 | 無料 |
iPhone SE シリーズ | 7,500円 | 無料 |
※Apple公式サイト参照
※2023年3月1日以降は、iPhone 14より前の全iPhoneモデルの保証対象外バッテリーサービス料金が3,000円値上げされます。
「Apple Care+」に加入していればバッテリー交換の値段は無料となりますが、お使いのiPhoneのバッテリー蓄電容量が本来の80%未満に低下している場合のみ対象です。
上記の値段については、お手持ちのiPhoneの保証内容(購入して1年未満など)を確認した上で、最終的な値段が確定されます。
Apple正規サービスプロバイダを利用した場合の値段
Appleの正規サービスプロバイダとは、Appleが公式に認可している修理サービスのことです。
大手では、カメラのキタムラやビックカメラなどが行っています。
バッテリー交換の値段は、先ほどご紹介したApple Storeと同じ値段となります。
Apple Storeなどを利用できない場合でも、安心してバッテリー交換ができます。
携帯キャリアのサービスを利用した場合の値段
以下に、ドコモのiPhoneのバッテリー交換時の値段をご紹介します。
ケータイ補償月額コース | smartあんしん補償月額コース | 本体交換修理 | 部品修理 |
---|---|---|---|
550円/660円 | 550円 | 上限額 8,250円 | 上限額 6,600円 |
825円/1,100円 | 825円/990円 | 上限額 12,100円 | 上限額 8,250円 |
このように、各携帯キャリアの修理オプションサービスによって、値段やサポート内容は違います。
また、バッテリーの消耗による交換の場合は保証対象外になる場合もありますので、しっかりとご契約のキャリアでバッテリー交換を行う際は確認しておきましょう。
非正規のサービスを利用した場合の値段
非正規のサービスとは、Appleが公式に認可していない修理サービスのことです。
先ほどのAppleが公式に認可しているAppleの正規サービスプロバイダと違って、純正パーツを取り扱えません。
バッテリー交換の値段については、先ほどご紹介したApple StoreやApple正規サービスプロバイダよりも安い傾向にあります。
しかし純正パーツを取り扱えないので、サードパーティ製などの互換パーツとなってしまいます。
そうなった場合、今後はAppleの正規の修理を受けられなかったり、総務省の登録修理業者でない場合は「技術基準適合証明(快適マーク)」が外れてしまうので、電波法違反になってしまう場合も考えられます。
iPhoneのバッテリーを交換するタイミングの目安は?
次に、iPhoneのバッテリーを交換するタイミングの目安についてご紹介します。
iPhoneのバッテリーにはリチウムイオン電池が使われていますので、とても素晴らしい耐久性があります。
しかし、リチウムイオン電池の特徴として、iPhoneの使い方や充電サイクルによって、経年劣化が起こります。
Appleも公式で以下のように伝えています。
すべてのリチャージャブルバッテリーは耐用年数に限りがあり、最終的にバッテリーサービスやリサイクルが必要になる場合があります。
引用元:Apple
バッテリーが劣化したら交換
iPhoneのバッテリーは、使い続ければ劣化していきます。
つまり、バッテリーが劣化した時が、交換時期の目安となります。
バッテリーが劣化した時の目安については、以下のようにAppleが公式で明確な数字を出しています。
AppleCare+ にご加入で、お使いの製品のバッテリー蓄電容量が本来の 80% 未満に低下している場合は、無償でバッテリーを交換できます。
引用元:Apple
このように、バッテリー蓄電容量が80%未満に低下した場合は、iPhoneのパフォーマンスにも大きく影響が出てくるので、Appleは公式にバッテリー交換を推奨していると考えられます。
バッテリー蓄電容量を数字で確認する4つの手順
下記4つの手順で、お手持ちのiPhoneのバッテリー蓄電容量を確認することができます。
※以下は、iOS16以降を搭載したiPhoneの確認手順
- 設定アプリをタップ
- バッテリーをタップ
- バッテリーの状態と充電をタップ
- 最大容量を確認
実際のバッテリー蓄電容量は以下のように表示されます。
新品で購入した場合は最大容量100%状態で、iPhoneの使用環境や充電環境、充電の回数によって数字は減っていきます。
その数字が80%未満になっていた場合は、バッテリー交換時期となります。
つまり、「バッテリー持ちが悪いから」という自分が使用している感覚だけで、バッテリー交換をするのではなく、しっかりと数字を確認することをおすすめします。
iPhoneのバッテリーを交換するメリット
iPhoneのバッテリーを新しくすることで起こるメリットをご紹介します。
- iPhoneのパフォーマンスが向上する
- 費用を安く抑えられる
- データ移行する必要がない
以下より詳しく解説します。
iPhoneのパフォーマンスが向上する
バッテリーの最大容量が80%未満になり、明らかに劣化してしまうとバッテリー持ちが悪くなったり、アプリの動きが遅くなったりします。
バッテリーが劣化してしまうと、iPhoneのパフォーマンスに大きな影響が出てきます。
しかし、バッテリーを新しく交換してしまえば、iPhoneの本来のパフォーマンスをある程度取り戻すことができます。
費用を安く抑えられる
バッテリーが劣化したからと言って、人気のiPhoneを購入(機種変更など)してしまうと、10万円以上費用がかかってしまいます。
iPhoneのバッテリー交換の値段についてご紹介した通り、バッテリー交換は費用を安く抑えられます。
バッテリーを新しくしてしまえば、新品同様とまでは言いませんが、iPhoneのパフォーマンスは上がります。
データ移行する必要がない
バッテリーが劣化しているからと言って新品のiPhoneを買った場合、iPhoneの初期設定を行う必要があるので、旧型のiPhoneからのデータの引き継ぎを行う必要があります。
Appleの場合(正規サービスプロバイダ含め)は、iPhoneをバッテリー交換に出した場合、初期化されてしまうことはありません。
しかし、お手持ちのiPhoneの状態や非正規の修理サービスの場合は、初期化されてしまうことがあるので、事前に確認しておきましょう。
iPhoneのバッテリーを交換するデメリット
もちろんメリットばかりではなく、デメリットもあるのでご紹介しておきます。
バッテリー交換をするとなれば、数時間、長くて数日間はiPhoneが使えません。
さらに、配送集の場合はもっと多くの期間、iPhoneを使えない可能性があります。
また、バッテリー交換時に、iPhoneを初期化したり、データをバックアップしたりする場合もあるでしょう。
iPhoneのバッテリー交換でよくある質問
iPhoneのバッテリー交換でよくある質問にまとめて回答していきます。
バッテリー交換は即日できる?
その際は、バッテリー交換というよりも、同じモデルの新品のiPhoneと交換になります。
新品と交換できるからお得な反面、新品と交換してしまうと初期設定やデータ移行が必要になってきますので注意が必要です。
バッテリー交換にかかる時間は?
バッテリー交換を無料でできることはある?
AppleCare+ にご加入で、お使いの製品のバッテリー蓄電容量が本来の 80% 未満に低下している場合は、無償でバッテリーを交換できます。
引用元:Apple
また、iPhoneを購入後の保証期間(基本1年間)内で、通常使いではなく、なんらかの不具合やトラブルが起きた場合は無料で交換できます。
バッテリー交換でデータが消えることはある?
しかし、お手持ちのiPhoneの状態などによって、初期化が必要になる場合はありますので、事前に確認しておきましょう。
iPhoneのバッテリー交換はAppleの正規の修理サービスがおすすめ
この記事では、iPhoneのバッテリー持ちが悪くなった時、どこでバッテリー交換ができるのか、交換費用はどのくらいなのか、交換するタイミングの目安、バッテリー交換をする方法などについてご紹介しました。
iPhoneのバッテリー持ちが悪くなった時は、「Appleの正規の修理サービス」でバッテリー交換をまずは考えてみましょう。
おすすめのポイントは以下の3つです。
- 正規の修理サービスだから安心
- 純正パーツ使用で品質は保証済み
- 持ち込み修理、配送修理を選べるから便利
iPhoneのバッテリー交換は、AppleStoreやAppleのiPhone修理サービス、Apple正規サービスプロバイダの利用をおすすめします。