メルカリモバイルはあり？料金は？デメリット・メリットや評判を徹底調査

メルカリモバイルは2025年3月4日からスタートした新しいMVNOサービスです。

余ったギガを売り買いできる、これまでにないフリマ感覚のユニークな仕組みが注目を集めています。

スマホの通信量もメルカリアプリで管理でき、使い方次第ではスマホ代の節約にもつながるのが魅力です。

また、料金体系がシンプルであることも魅力のひとつと言えます。

メルカリモバイルのメリット・デメリットは以下の通りです。

本記事では、メルカリモバイルの料金プランやメリット・デメリットなどを紹介します。

ギガを売り買いする方法や他の格安SIMとの比較結果も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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メルカリモバイルとは

メルカリモバイルは、メルカリが提供するMVNOサービスです。

2025年3月4日からスタートしており、メルカリアプリ内で手軽に申し込みが可能です。

料金プランは2GB・20GBの2種類。ドコモ回線・5G対応のため、通信対応エリアが広いのも魅力です。

メルカリモバイルの最大の特徴は、ユーザー間でギガ(通信量)を売り買いできることです。

使いきれなかったギガは1GB 200円からメルカリで出品でき、売上金はメルペイ残高にチャージされます。

ギガが足りなくなったときは出品されているギガを購入し、好きなときに補充が可能です。

タイミングによっては公式の追加ギガよりも安く手に入り、月々の料金を安く抑えらます。

なお、現在は提供開始直後のためサービス内容はシンプルですが、今後は次のような展開も予定されています。

普段メルカリをよく使う方、データ通信量を安く抑えたい方におすすめの格安SIMです。

メルカリモバイルの料金は？

メルカリモバイルで選べるプランは、2GBと20GBの2つだけです。

どちらのプランも余ったギガを繰り越すことはできませんが、メルカリで出品して売ることが可能です。。

通話料金は22円/30秒。今のところ通話定額オプションの提供はありませんが、今後追加される見込みです。

メルカリモバイルの料金プラン

メルカリモバイルの料金プランの詳細は、以下の通りです。

現在は音声通話付きSIMのみ提供しており、音声通話・SMS利用・データ通信を行えます。

なお、後日データ専用SIMも提供が始まる予定です。

追加ギガを購入するには、メルカリ公式から購入する方法、出品されたギガを購入する方法の2パターンがあります。

メルカリ公式ギガはいつでも同じ価格で購入できますが、出品されたギガはタイミングによって価格が異なります。

メルカリモバイルでギガを売り買いする方法は？

メルカリモバイルでは、ユーザー同士で余ったギガを売り買いできます。

メルカリアプリ内で簡単に出品・購入できるため、使いきれないギガをムダなく活用できるのが魅力です。

使わずにギガをそのまま失効させるよりも、必要な人に売ってメルペイ残高に変えた方がお得です。

うまく活用すれば、ちょっとしたお小遣い稼ぎや、安くギガをゲットできる可能性があります。

メルカリモバイルでギガを売る方法

メルカリモバイルでギガを売る手順は、次の通りです。

出品後にほかのユーザーが購入すると、売上はメルペイ残高として受け取れます。

通常のメルカリとは異なり、取引メッセージや取引相手の評価は不要です。

出品完了までのステップも少なく簡単なので、メルカリでの出品手続きに慣れていなくても安心して使えます。

ただし、出品したギガの有効期限は月末までなので、早く売るためには定期的な価格の見直しが必要です。

メルカリモバイルでギガを買う方法

ギガが足りなくなったときは、メルカリアプリから追加購入できます。

他のユーザーが出品したギガに加えて、公式が販売しているギガも購入可能です。

売るときと同じく手続きは簡単で、出品者とのやりとりは不要です。

購入後はすぐにギガが反映されるため、スピーディに使い始められます。

購入したギガの料金は、当月の月額料金と一緒に請求されます。

メルカリモバイルの申し込み方法

メルカリモバイルの申し込みもメルカリアプリから行うため、事前にダウンロード・会員登録しておきましょう。

申し込みを始めるには、以下のものを準備します。

マイナンバーカードを読み取る際、カード発行時に登録した「署名用電子証明パスワード」も必要です。

なお、登録手数料は3,300円かかります。

必要書類の準備ができたら、メルカリモバイルの申し込みを始めましょう。

1. STEP.
   メルカリアプリを開き、右上のマイページのアイコンをタップ
   
2. STEP.
   メルカリモバイルの「はじめる」をタップ
   
3. STEP.
   「申し込みする」をタップ
   
4. STEP.
   申し込みのステップを確認して「次へ」をタップ
   
5. STEP.
   登録事項を確認しチェックを入れて「プラン選択に進む」をタップ
   氏名・カナ・生年月日・住所・メールアドレス・性別を登録します。
6. STEP.
   「2GB」もしくは「20GB」の料金プランを選択
   
7. STEP.
   「新しい電話番号で始める」「今までと同じ電話番号を使う」どちらかタップ
   今までと同じ番号を使う場合は、利用中のキャリアを選択します。
8. STEP.
   SIMタイプ・利用者を確認し「本人確認に進む」をタップ
   
9. STEP.
   日本国籍の確認画面が出たら「はい、日本国籍です」をタップ
   
10. STEP.
    マイナンバーカードの読み取り手順を確認し「次へ」をタップ
    
11. STEP.
    署名用電子証明パスワードを入力する
    
12. STEP.
    マイナンバーカードをスキャンする

    
13. STEP.
    必要情報を入力して「上記の内容で提出する」をタップ
    
14. STEP.
    「本人確認書類を提出する」をタップ
    
15. STEP.
    メルカリのパスコードを入力する
    
16. STEP.
    有効性確認の完了がでたら「閉じる」をタップ
    
17. STEP.
    チェックを入れて「メルペイのあと払いを申し込む」をタップ
    申し込みがまだの方は登録します。
18. STEP.
    内容を確認し「申し込み情報の確認に進む」をタップ
    必要に応じて、ポイント・メルペイ残高の使用有無にチェックを入れます。
19. STEP.
    「重要事項説明」をタップしチェックを入れて「申し込む」をタップ
20. STEP.
    パスキーを入力し申し込み完了画面がでたら完了
21. 終了

以上でメルカリモバイルの申し込みは完了です。

申し込み審査が完了すると、メールまたはアプリのお知らせに「eSIM発行手続き」の案内が届きます。

内容に従って初期設定を完了させましょう。

eSIMを発行した後に端末の通信設定をすると、データ通信が使えるようになります。

メルカリモバイルのメリット

メルカリモバイルには、次の5つのメリットがあります。

メルカリモバイルは、日本初の「ギガを売り買いできる」という仕組みを取り込んだサービスです。

特にメルカリユーザーにとっては利便性が高く、メリットが多数あります。

フリマ感覚でギガを売り買いできる

1GB以上から自由に出品でき、販売価格は1GBあたり200～500円の範囲で設定が可能。

通常のメルカリとは異なり、面倒なメッセージのやり取りや評価も不要で、気軽に出品・購入が行えます。

売上金はメルペイ残高にチャージされ、メルカリでの買い物や日常の支払いにそのまま活用できます。

また、メルカリが2025年5月2日に発表した利用動向のデータによると、1GBあたりの取引価格は平均36円(※2GB以上の出品時)と格安で取引されています。

タイミングによっては公式価格よりもかなりお得にギガを購入できるチャンスも。

例えば、月に12GB程度使う人なら以下のような使い方ができます。

安価で出品されているギガがあれば、容量の大きいプランを契約するよりも安く使えますよ。

料金プランがシンプルでわかりやすい

メルカリモバイルの料金プランは、2GBと20GBの2種類だけというシンプルな構成です。

自分に合った容量を迷うことなく選びやすいため、他社から乗り換えるときでもスムーズに使い始められます。

月によって通信量が変わる人も、必要に応じて出品されたギガを追加購入することで柔軟に対応が可能です。

メルカリアプリ内ですべて完結できる

別途アプリをインストールする必要がないため、アプリを増やしたくない人も安心です。

スマホの利用状況やギガの売り買いもメルカリアプリでできるので、管理の手間がかかりにくいのがメリットと言えます。

メルペイで支払い&メルカリの売上を活用できる

さらに、メルカリの取引で得た売上金やメルカリポイントを支払いに充てられるのもメリットです。

メルカリモバイルでは以下のものを月々の支払いに使えます。

不用品をメルカリに出品して得た売上金をスマホ代の支払いに充てることで、現金を使わずに通信費をまかなうことも可能です。

普段からメルカリを使っている人には、使い勝手がよい仕組みと言えます。

今使っている電話番号や端末をそのまま使える

eSIMに対応したスマホを使っていれば、アプリからの手続きだけで開通でき、機種変更の必要もありません。

他社からの乗り換え(MNP)にも対応しているため、今の電話番号を引き継いでそのまま使えます。

面倒な設定が少なく、手持ちのスマホで気軽に申し込みできるのがポイントです。

メルカリモバイルのデメリット

料金のシンプルさやギガの売り買いが魅力のメルカリモバイルですが、いくつか注意点があります。

メルカリモバイルのデメリットは、次の通りです。

事前にデメリットを確認しておき、メルカリモバイルが自分に合うかどうかチェックしましょう。

ギガの繰り越しができず管理に手間がかかる

使いきれなかったギガをそのままにしておくと、月末に失効してしまいます。

ギガを無駄にしないためには余裕をもって出品する必要がありますが、タイミングを逃すと落札されずに失効してしまう可能性もあるため注意してください。

データ残量のこまめなチェックと管理が大切です。

他社で提供しているギガの自動繰り越しサービスに慣れている人にとっては、やや手間に感じるポイントかもしれません。

追加購入したギガは出品ができない

購入後に使いきれなかったギガは、月末で自動的に失効してしまいます。

ギガを売り買いできるメリットを活かすためにも、データを余らせないよう注意して購入しましょう。

eSIM専用で物理SIMは非対応(後日対応予定)

eSIMに対応していないスマホでは利用できず、物理SIM(カードタイプのSIM)は使用できません。

例えば、AppleならiPhone XS以前のモデルはeSIM非対応なので注意してください。

なお、今後は物理SIMにも対応予定で、対応機種も増えていく見込みです。

料金プランは20GBまでしか選べない

毎月それ以上のデータ量を必要とするヘビーユーザーにとっては、やや物足りないかもしれません。

そのような方には、ほかのキャリア・格安SIMで提供されているデータ無制限プランなどが適しています。

通信速度に不安がある

2025年6月10日時点の「みんなのネット回線速度」での測定結果は以下の通りです。

同じくドコモ回線を提供している他社の格安SIMは、次のような結果です(同日計測)。

• mineo：
  下り51.33Mbps / 上り12.42Mbps
• IIJmio：
  下り54.03Mbps / 上り10.74Mbps
• HISモバイル：
  下り51.89Mbps / 上り11.26Mbps

他社と比較すると、メルカリモバイルの通信速度は下り・上りともにやや遅めです。

動画視聴やアプリのダウンロードなど、通信量の多い操作を頻繁に行う人は不便さを感じるかもしれません。

ただし、通信速度は時間帯や地域、周囲の環境によって大きく変わります。

上記の計測結果は、あくまで計測を行ったタイミングに得られた参考値に過ぎない点にご留意ください。

メルカリモバイルが向いている人

メルカリモバイルは、使い方次第で非常にお得に利用できるサービスです。

特に次のような人とは相性が良いため、メリットを実感しやすいでしょう。

メルカリを日常的に利用している人

月額料金の支払いには、メルカリの残高やメルカリポイント、メルカード、メルペイあと払いなどが利用できます。

メルカリで不用品を出品して断捨離しつつ、売上金をスマホ代に充てて通信費の足しにする、という使い方も可能です。

また、ギガの売り買いや使用状況の確認などもすべてメルカリアプリ内で完結できるのもポイント。

使い慣れたメルカリアプリで家計管理ができるので、メルカリをよく利用する人にとって利便性の高いサービスです。

使いきれないギガを無駄にしたくない人

他社の格安SIMでは、使いきれなかったギガは翌月に繰り越すか、期限切れで消滅してしまうことが一般的です。

一方、メルカリモバイルなら余ったギガを好きなときに出品し、他のユーザーに販売することができます。

売れた利益はメルペイ残高にチャージされ、メルカリでの買い物や日常のキャッシュレス決済などに利用可能です。

ギガの使い方を自分でコントロールしたい方にぴったりな仕組みですね。

毎月のデータ使用量が変動しやすい人

スマホのデータ使用量が月によって変わりやすい人にも、メルカリモバイルはぴったりです。

例えば、普段は主にWi-Fiを使っているものの、旅行や出張がある月は通信量が増えてしまう、といったケースでも無駄なく対応できます。

ひとまず2GBのプランを契約しておき、足りない月だけ他のユーザーが出品しているギガを購入することで、コストを抑えることが可能です。

メルカリモバイルが向いていない人

メルカリモバイルは、人によっては向いていないケースもあります。

メルカリを利用していない人

料金の支払いやギガの売上金はメルペイを通じて行われるため、メルカリアプリを日常的に利用していない人にとっては、使いづらい可能性があります。

また、ギガの出品で得られる売上金はメルペイ残高としてチャージされ、メルカリ内での買い物やメルペイでの支払いにしか使えません。

そのため、普段からメルカリ経済圏を利用していない場合は、売って得た利益を有効活用しにくい点に注意してください。

大容量プランを契約したい人

そのため、毎月のデータ通信量が20GBを超える人にはやや不向きです。

もちろんギガが足りなくなった場合は、他のユーザーが出品したギガを購入して補うことはできます。

出品ギガは常に安定して供給されているわけではありません。価格変動や売り切れのリスクがある点に注意してください。

ギガは翌月への繰り越しができないため、買いすぎると無駄にしてしまうこともあります。

手厚いサポートや実店舗での対応を求める人

契約から解約、ギガの売り買いまで、すべての手続きはメルカリアプリ上で完結します。

そのため、対面で相談したい人や、トラブル発生時にすぐに話を聞いてもらいたい人は、不安を感じてしまうかもしれません。

スマホの操作に不慣れな人や対面でサポートしてもらいたい人は、実店舗や電話サポートがある格安SIM・大手キャリアの方が適しているでしょう。

メルカリモバイルでよくある質問

最後に、メルカリモバイルでよくある質問に回答していきます。

契約する前にチェックしておきましょう。

メルカリモバイルはギガを売り買いして節約できる新感覚の格安SIM

メルカリモバイルは、余ったギガを売り買いできるという独自のサービスを提供しています。

メルカリを普段からよく利用する人や、ギガの無駄をなくして節約したい人におすすめの格安SIMです。

ただし、現在はeSIM専用サービスであることに注意が必要です。また、データ無制限などの大容量プランもありません。

本記事でご紹介したギガの売り買いの仕組みやメリット・デメリットを参考に、メルカリモバイルの契約をぜひ検討してみてください。