Galaxy S23 FEの実機レビュー!使ってわかったメリット・デメリットを解説

Galaxy S23 FEの性能を、実機を使ってレビューしていきます。Galaxy S23 FEはSoCにSnapdragon 8 Gen 1を搭載した、ハイエンド級の性能を持つモデルです。発売日や価格、使ってみてわかったメリットデメリットもご紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
  • 2024.7.17
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  • ※本記事は2024.7.17に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。
Galaxy S23 FEの実機レビュー!

Galaxy S23 FEはSamsungの最新コスパモデルです。

価格を抑えつつ、数年前のハイエンドスマホ並みの性能を搭載しています。

Galaxy S23 FE

今回はそんなGalaxy S23 FEをお借りしましたので、実際に使って分かったメリット・デメリットなどのレビューをお届けします。

メリット
  • 必要十分な処理性能
  • ちょうどいいバランスの大画面
  • 使いやすいカメラ
  • コスパが優秀
デメリット
  • 重量は重め
  • ディスプレイのベゼルが太い
  • 発熱しやすい
  • バッテリー持ちはあまり良くない

本記事の内容を参考に、Galaxy S23 FEの購入を検討してみてくださいね。

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Galaxy S23 FEの発売日・価格

Galaxy S23 FE

Galaxy S23 FEは2024年2月に国内発売されたスマートフォンです。

Galaxy S23 FEの評価
総合評価4.4点
カメラ性能4.0
処理性能4.0
画面性能5.0
バッテリー性能4.0
コストパフォーマンス5.0
Galaxy S23 FE
発売日2024年2月9日
画面サイズ6.4インチ
本体サイズ幅:76mm
高さ:158mm
厚さ:8.2mm
重さ209g
アウトカメラ広角:5,000万画素
超広角:1,200万画素
望遠:800万画素
インカメラ1,000万画素
バッテリー4,500mAh
RAM8GB
ROM256GB
CPUSnapdragon 8 Gen 1
認証指紋認証・顔認証
防水・防塵IP68
カラーミント
クリーム
グラファイト

Galaxy S23 FEの特徴はSoCにSnapdragon 8 Gen 1を搭載していることです。

Snapdragon 8 Gen 1は、2世代前のハイエンド向けSoCで、Galaxy S22などに搭載されていました。

Galaxy S23 FEは価格を抑えるために型落ちのSoCを採用しています。

型落ちとはいえ、当時のハイエンド向けSoCなので性能は2024年の今でも高く、同価格帯のミドルレンジモデルと比べると圧倒的に高性能です。

また、カメラも上位モデル並みのスペックに仕上がっており、ハイエンドスマホの使い心地を気軽に楽しめるスマホと言えるでしょう。

Galaxy S23 FEの価格
au88,000円公式サイトを見る

Galaxy S23 FEは国内ではauのみの取り扱いとなっています。

価格は88,000円。最近のハイエンドスマホは12万円以上のものが多いため、この価格はかなり安いと言えるでしょう。

また、auではスマホトクするプログラムを使って実質負担額を抑えることも可能です。

Galaxy S23 FEの外観・デザインを実機レビュー

Galaxy S23 FE

Galaxy S23 FEにはミント、クリーム、グラファイトの3色があり、今回はミントをレビューしています。

少し淡めのミントカラーで、非常に爽やかでスタイリッシュな印象です。

カメラ周りのデザインはGalaxyシリーズの他のモデルと同じで、カメラレンズが縦に独立して並ぶシンプルなデザインとなっています。

Galaxy S23 FE

背面は光沢のあるガラス素材です。ミントやクリームの明るい色だとあまり気になりませんが、黒系のグラファイトだと指紋が目立つかもしれませんね。

側面はマット仕上げのアルミフレームとなっています。少しラウンドした形状なので持ったときの手の収まりがいいですね。

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廉価モデルではありますが、デザインに安っぽさは感じません。全体的にシンプルで飽きの来ないデザインだと感じました。
Hamic MIELS

Galaxy S23 FEのサイズ感を実機レビュー

Galaxy S23 FE

Galaxy S23 FEのディスプレイサイズは6.4インチで、比較的大型のスマートフォンです。

本体サイズも大きく、横幅は67mmあるので片手で全ての操作を行うことは難しいです。

また、重量は209gなので、軽くはありません。

実際に持ってみると、重心バランスがいいので数値ほどの重さは感じませんでした。

ただ、重いことは間違いなく、長時間持っていると手首への負担感はありますね。

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コンパクトさや携帯性で選ぶモデルではないので、心配な場合は事前にキャリアショップの店頭などで実機に触れておくことをおすすめします。

Galaxy S23 FEのディスプレイを実機レビュー

Galaxy S23 FE

Galaxy S23 FEのは6.4インチの有機ELディスプレイを搭載しています。

画面輝度も高く、屋外で写真撮影したときも視認性は十分でした。

Galaxy S23 FE

リフレッシュレートは最大120Hz。スクロールがかなり滑らかです。

廉価モデルではありますが、ディスプレイ性能はハイエンドモデルと比べても遜色ない仕上がりだと感じました。
Galaxy S23 FE

ディスプレイのベゼル(黒縁)はハイエンドモデルと比べると少し太めで、ディスプレイ面のスタイリッシュさは劣ります。

ただ、実際に使用してみると次第に慣れるので、太さが気になるシーンは少なく、使っていて支障は特にありませんでした。

Galaxy S23 FEのスペックを実機レビュー

Galaxy S23 FE

Galaxy S23 FEはSoCにSnapdragon 8 Gen 1を搭載しています。2021年モデルのSoCなので、2世代前のもです。

今回は実際の性能をチェックするために、ベンチマークテストを行いました。結果は以下の通りです。

  • Antutu V10:1,208,416
  • Geekbench 6:シングルコア1,728 マルチコア4,216
  • 3D Mark(Wild Life Extreme):2,616

最新モデルと比べるとどうしても劣ってしまいますが、十分高いスコアを出せています。

少なくとも最新のミドルレンジモデルと比べれば高性能です。

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実際の使用感で言えば、SNSなどの普段づかいなら全く問題ありませんし、重めの3Dゲームも設定次第で快適に楽しむことができます。

重めのゲームを高画質設定で長時間楽しみたい方以外は基本的には問題ないので、処理性能について心配する必要は特にないでしょう。

Galaxy S23 FEのゲームアプリの動作をチェック

Galaxy S23 FE

それでは、実際のゲームアプリで動作をチェックしていきましょう。

原神

Galaxy S23 FE

原神はオープンワールド型の3Dゲームで、スマホゲームの中でもかなり高い性能が要求されます。

実際にプレイしたところ、初期ステージなどでは高画質設定でも快適に楽しむことができました。

ただ、長時間プレイしていると発熱が激しく、フレームレートも落ちてきます。

そのため、長時間楽しむ場合は画質設定を少し下げると快適に遊べるでしょう。

キャンディークラッシュ

Galaxy S23 FE

キャンディークラッシュは3マッチ式のパズルゲームです。

パズルゲームはそれほど高い性能が必要ないので、ハイエンド向けSoCを搭載したGalaxy S23 FEでの動作は非常に快適です。

パズルゲームなどの軽いゲームを楽しむ場合は、Galaxy S23 FEで不満を感じることはほとんどないでしょう。

ポケモンGO

Galaxy S23 FE

ポケモンGOは位置情報を活用したゲームです。

Galaxy S23 FEで実際にプレイしてみたところ、動作は十分快適でした。

GPSの感度も良好です。ただし、発熱が若干気になるので、夏の屋外で長時間プレイする場合は冷却アイテムなどの活用をおすすめします。

Galaxy S23 FEのスピーカー性能を実機レビュー

Galaxy S23 FE

Galaxy S23 FEはステレオスピーカーを搭載しています。

気になる音質については、十分良いと感じました。

音圧や広がりがしっかりあり、低音から高音までバランスよく鳴っている印象です。

クリアに聞こえるので、内蔵スピーカーで動画やゲームを楽しみたい方にも十分おすすめです。

Galaxy S23 FEのバッテリー性能を実機レビュー

Galaxy S23 FE

Galaxy S23 FEは4,500mAhのバッテリーを搭載しています。

実際のバッテリー持ちをテストするために、今回はYoutubeの4K動画を1時間再生してバッテリー残量をチェックしました。

バッテリー残量38%で計測を開始し、1時間後の残量は29%でした。9%の減りですね。

この結果はあまり良い方ではなく、スマホ全体で見ればバッテリー持ちは若干悪いと言えます。

実際に使っていても、写真撮影やゲームプレイ時は特に発熱しやすく、バッテリーも減りやすかったです。

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SNSやWebサイトの閲覧がメインの用途であれば、丸1日は使えると思います。しかし、ハードに使う場合はモバイルバッテリーなどがあると安心でしょう。

Galaxy S23 FEのカメラを実機レビュー

Galaxy S23 FE

Galaxy S23 FEはトリプルレンズカメラを搭載しています。

それぞれのカメラのスペックは以下の通り。

  • 広角:5,000万画素 F1,8
  • 超広角:1,200万画素 F2.2
  • 3倍望遠:800万画素 F2.4

今回はシーンごとに作例を紹介します。

日中・明所での作例

まずは日中の明るいシーンの作例から紹介します。

Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE 広角1倍
Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE 広角1倍
Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE 広角1倍

いずれもメインの広角1倍で撮影したものですが、解像感などは問題ないですね。

細部の処理もシャープなので、はっきりした写真が撮れています。

また、色味はかなり鮮やかで、編集などをしなくてもSNS映えしやすい仕上がりです。この点はGalaxyシリーズに共通する特徴ですね。

Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE 超広角0.6倍
Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE 超広角0.6倍

超広角カメラでも同じく鮮やではっきりした写真を撮ることができます。

画角が広いので迫力があることに加え、鮮やかな色味のおかげもあり、印象的な写真に仕上がりますね。

Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE 望遠3倍
Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE 望遠3倍

3倍望遠は画素数が800万画素と少なめですが、画像補正が優秀なので十分クリアに撮影できています。

廉価モデルながらズーム性能も優秀なのは嬉しいポイント。

Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE デジタルズーム10倍
Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE デジタルズーム10倍

最大30倍までズームが可能ですが、10倍程度までであれば解像感も十分です。実用的な性能を備えていると言えるでしょう。

ただ、10倍以上のズームになると、フォーカスが合うまでに少し時間がかかってしまうことも。

上位モデルではそのようなことがなかったので、Galaxy S23 FEはズーム時の処理が少し弱い可能性があります。

Galaxy S23 FEの写真作例
Galaxy S23 FE デジタルズーム2倍

2倍デジタルズームで料理を撮影しました。

ビビット寄りの色味に仕上がる傾向があるので、料理も美味しそうに撮影できます。

ただ、2倍ズームは少しデジタル処理が強く、1倍のときと比べると少し荒っぽさが目立ちました。

夜間・暗所での作例

続いて夜間の暗いシーンでの作例を紹介します。

Galaxy S23 FEの写真作例

Galaxy S23 FEの写真作例

ある程度の明かりがあるシーンではしっかり明るく撮影することができました。

ノイズや荒さは少し目立ちますが、こだわらなければ十分撮れていると言えるでしょう。

自動販売機の強い光も白飛びしていないので、HDR処理も優秀です。

Galaxy S23 FEの写真作例

Galaxy S23 FEの写真作例

より暗いシーンでも、補正処理によって肉眼で見るよりも明るく仕上げてくれます。

ただ、ノイズが目立つので、暗所で綺麗に撮影したい方は注意が必要です。

Galaxy S23 FEのメリット

Galaxy S23 FEのメリット

それでは、使って分かったGalaxy S23 FEのメリットを4つ紹介します。

メリット
  • 必要十分な処理性能
  • ちょうどいいバランスの大画面
  • 使いやすいカメラ
  • コスパが優秀

必要十分な処理性能

Galaxy S23 FEは型落ちのSnapdragon 8 Gen 1を搭載しているため、処理性能に不安を感じる方もいらっしゃると思います。

ただ、実際に使ってみると性能は十分高く、SNSの閲覧など普段づかいなら全く問題ありません。

また、重めのゲームも設定を抑えれば快適に楽しむことができるので、性能に特別こだわらなければ不満を感じることは特にないと思います。

ちょうどいいバランスの大画面

Galaxy S23 FEの画面サイズは6.4インチです。

ここ最近のスマホは小型モデルであれば6.1インチ、大型モデルは6.7インチが目安になっていますが、Galaxy S23 FEはその中間にあたります。

そのため、大画面と操作性が両立されたちょうどいい画面サイズだと感じました。

ディスプレイ自体の性能も高いので、画面の視認性は優秀です。

使いやすいカメラ

Galaxy S23 FEの写真作例

Galaxy S23 FEは広角、超広角、3倍望遠のトリプルレンズカメラを搭載しています。

これは上位モデルと同じ構成です。また、廉価モデルながら3倍望遠まで搭載している点も大きな魅力と言えるでしょう。

超広角からズームまで幅広い画角で綺麗な写真を撮影することができますし、色味も鮮やかでカメラ性能のいいスマホでした。

SNS映えしやすい写真を撮りたい方にもおすすめできるモデルです。

コスパが優秀

Galaxy S23 FEの価格は88,000円です。

上位モデルと比べると3~4万円ほど安く、ミドルレンジモデルと言ってもいい価格帯です。

それでいて、スペックや実際の使用感はハイエンドモデルに近く、コストパフォーマンスはかなり優れていると感じました。

同じ価格帯の競合モデルと比べても十分高性能なので、コスパ重視の方はGalaxy S23 FEをぜひチェックしてみてください。

Galaxy S23 FEのデメリット

Galaxy S23 FEのデメリット

続いて、Galaxy S23 FEを使って感じたデメリットを4つ紹介します。

デメリット
  • 重量は重め
  • ディスプレイのベゼルが太い
  • 発熱しやすい
  • バッテリー持ちはあまり良くない

重量は重め

Galaxy S23 FEの重量は209gで、スマホとしては重めの部類に入ります。

特に6.4インチモデルの中では比較的重く、長時間持っていると手に負担感があるかもしれません。

ケースなどを着ければさらに重くなると思われるので、軽めのスマホが良い方は注意しましょう。

ディスプレイのベゼルが太い

Galaxy S23 FE

Galaxy S23 FEのディスプレイ性能はハイエンドモデル並みですが、ディスプレイ周りのベゼルはハイエンドモデルと比べると太いです。

使っていると慣れて気にならなくなりますが、上位モデルと比べるとスタイリッシュさに欠けるのは事実。

ベゼルの細さやディスプレイ面のスタイリッシュさを重視したい方は注意しましょう。

発熱しやすい

Galaxy S23 FEが搭載するSnapdragon 8 Gen 1の特徴として、発熱が激しいという点が挙げられます。

Galaxy S23 FEも例に漏れず発熱しやすい傾向にあり、特にカメラ使用時やゲームプレイ時に熱くなることが多いです。

発熱すると動作が安定しなくなることもあるので、炎天下などで使用する際は注意しましょう。

バッテリー持ちはあまり良くない

発熱しやすいことに関連して、バッテリー持ちもあまり良くありません。

発熱しやすいシーンではバッテリーの消費も激しく、どんどん残量が減っていきます。

用途によっては充電なしで1日使うことが難しい場合もあるので、心配な方はモバイルバッテリーとの併用をおすすめします。

Galaxy S23 FEの口コミ・評判

最後に、Galaxy S23 FEに関するSNSでの評判を紹介します。

処理性能や動作については概ね満足されている方が多かったです。

型落ちチップとはいえ、ハイエンドモデル向けなので性能は高く、今でも基本的には問題ありません。

カメラ性能も上位モデルと比べて遜色ないという声が見られました。

価格を抑えつつ、ハイエンドモデル並みの使い勝手が欲しい方にGalaxy S23 FEはおすすめです。

一方、バッテリー持ちに関してはネガティブな評判もありました。

バッテリー持ち重視の方は注意しましょう。

Galaxy S23 FEはコスパ抜群で高性能な一台

本記事ではGalaxy S23 FEの実機レビューをお届けしました。

Galaxy S23 FEは廉価モデルという位置付けではあるものの、使い勝手は上位モデルとほとんど同じでコストパフォーマンスに優れた一台でした。

特にカメラは上位モデルと比べても遜色ないですね。普段づかいなら困ることはほとんどないでしょう。

一方で、発熱やバッテリー持ちは弱点と言えるので、購入を検討している方は注意してください。

全体的には普段づかいしやすいモデルにまとまっています。本記事の内容を参考に、Galaxy S23 FEの購入を検討してみてはいかがでしょうか。