子供が成長して小学生になると、子供だけの外出が増えて親としては心配ですよね。
そこで子供との連絡手段として、キッズスマホを検討している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんなキッズスマホの選び方やおすすめ機種について解説していきます。
子供にスマホを持たせるメリットやデメリットについても紹介しているので、キッズスマホが気になっている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
キッズスマホの選び方
まずはキッズスマホを選ぶときにチェックすべきポイントを紹介していきます。
- 防犯機能は付いているか
- 子供のスマホ利用を制限できるか
- 耐久性は十分か
- 子供が持ちたくなるデザインか
防犯機能は付いているか
子供に持たせるわけですから、防犯機能の有無は重要なポイントです。
登下校のほか、友達と遊びに行ったり習い事へ向かったりする際に犯罪に巻き込まれないよう防犯機能が備わったキッズスマホを選ぶようにしましょう。
代表的な防犯機能といえば防犯ブザーがあります。
最近のキッズスマホは、防犯ブザーを作動させたと同時に、保護者へ電話発信したり、カメラで撮影した画像と位置情報を送信したりするような機種もあります。
また、普段から子供の居場所をGPSで確認することもできるので、子供だけの外出でも安心ですね。
子供のスマホ利用を制限できるか
子供にスマホを持たせる際、有害なコンテンツへのアクセスや高額な課金からは守りたいですよね。
また、スマホの利用時間を制限したいという方も多いと思います。
多くのキッズスマホにはフィルタリング機能が備わっており、有害なサイトやアプリを制限したり、知らない人と交流できないようにしたりすることが可能です。

耐久性は十分か
子供に持たせるスマホなので、耐久性も大切な要素です。
地面に落としても壊れにくい耐久性を備えている機種を選ぶようにしましょう。
また、防水やハンドソープ洗いに対応しているものもあるので、衛生面に気を付けたい方もしっかりチェックすると良いでしょう。
子供が大きくなっても持たせられるように、耐久性が高くて長く使えるキッズスマホがおすすめです。
子供が持ちたくなるデザインか
せっかくキッズスマホを購入しても、子供が持ちたがらないと意味がありません。
最近のキッズスマホは子供でも持ちやすいデザインで、カラーバリエーションも豊富です。
また、キャラクターとコラボした機種もあるので、子供が持ちたくなるデザインのものが見つかりやすいのではないでしょうか。
子供がお出かけのときに自分から持っていきたくなるようなデザインが良いですね。
キッズスマホのおすすめ機種7選
それでは、現在発売されている端末からキッズスマホとしておすすめの機種を7つ紹介します。
ドコモ|キッズケータイ KY-41C
画像引用元:docomo
キッズケータイ KY-41Cはドコモから発売されているキッズスマホです。
SNSやゲーム、ネットといった機能を使うことはできません。
登録した連絡先との連絡やGPS、カメラなどに機能が限定されています。
ネットやゲームへののめり込みや、各種トラブルのリスクを減らすことが可能です。
キッズケータイ KY-41C | |
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発売日 | 2023年2月24日 |
画面サイズ | 3.4インチ |
本体サイズ | 高さ:107mm 幅:54mm 厚さ:13.4mm |
重さ | 109g |
アウトカメラ | 500万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 1,500mAh |
RAM | 1GB |
ROM | 8GB |
防水防塵 | IPX5/8 IP6X |
耐衝撃 | MIL規格対応 |
防犯ブザー | 対応 |
位置情報共有 | 対応 |
保護者との連絡 | 対応 |
カラー | イエロー ラベンダー ブルー |
GPS機能を使って、子供が帰宅したかを外出先から確認することもできます。
その他の防犯機能としては、防犯ブザーが搭載されており、作動すると保護者への発信のほか、110番や119番への通報が行われます。
なお、ハンドソープでの手洗いやアルコール除菌が可能です。
- 家族との連絡やGPSなどに機能を限定
- 帰宅通知などの見守り機能も充実
- 泡ハンドソープで洗えて衛生面も安心
キッズケータイ KY-41Cの価格 | ||
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ドコモ | 22,000円 |
au|mamorino6
画像引用元:SHARP
mamorino6はauで取り扱われているキッズスマホです。登録した連絡先との連絡や見守り機能が付いています。
また、セコムのサービスと連携することが可能です。
セコムのサービスに登録していると、mamorino6の防犯ブザーが作動した際、セコムに連絡が届きます。
その後、セコムから保護者に連絡が行き、保護者から要請があればセコムの緊急対処員が現場に駆けつける仕組みです。
mamorino6 | |
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発売日 | 2023年2月10日 |
画面サイズ | 3.4インチ |
本体サイズ | 高さ:105mm 幅:55mm 厚さ:14.1mm |
重さ | 101g |
インカメラ | 200万画素 |
アウトカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 1,540mAh |
RAM | 1GB |
ROM | 8GB |
防水防塵 | IPX5/8 IP6X |
耐衝撃 | MIL規格対応 |
防犯ブザー | 対応 |
位置情報共有 | 対応 |
保護者との連絡 | 対応 |
カラー | ミント ピーチ ソーダ |
なお、セコムと連携していなくても、防犯ブザーが作動すると保護者への電話発信に加えて、位置情報とカメラで自動撮影された写真が送信されます。
防犯機能が充実していることはキッズスマホとしてかなり大切ですよね。
また、本体の耐久性も高く、万が一傷がついても筐体素材と塗装の色が同じなので傷が目立ちにくくなっています。
- セコムのサービスが利用できる
- 電池残量が少なくなると保護者に通知
- 傷が目立ちにくい素材を使用
mamorino6の価格 | ||
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au | 22,000円 |
ソフトバンク|キッズフォン3
画像引用元:Softbank
キッズフォン3は、ソフトバンクが取り扱っているキッズスマホです。
この機種には通常デザインのほかに、キャラクターとコラボレーションしたデザインもラインナップされています。
子供が好きなキャラクターのデザインにすれば、子供も自分から進んで持ち歩くようになってくれるのではないでしょうか。
また、本体の壁紙やホームアイコンなども自由にカスタマイズ可能なので、「自分だけの一台」を作ることが可能です。
キッズフォン3 | |
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発売日 | 2023年1月27日 |
画面サイズ | 3.5インチ |
本体サイズ | 高さ:105mm 幅:52mm 厚さ:14.9mm |
重さ | 115g |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 1,700mAh |
RAM | 1GB |
ROM | 32GB |
防水防塵 | IPX5/IPX7 IP5X |
耐衝撃 | MIL規格対応 |
防犯ブザー | 対応 |
位置情報共有 | 対応 |
保護者との連絡 | 対応 |
カラー | ホワイト ミント ブルー |
もちろん機能面も充実しています。
連絡相手を保護者だけに限定できるほか、WebやSNSの利用も制限。スマホを純粋な「連絡手段」として持たせることができます。
また、キッズフォン3はバッテリー持ちの良さも魅力です。
最大1週間持つので、うっかり充電を忘れたときでも安心して外出できますよ。
- キャラクターとコラボしたデザイン
- 壁紙などのカスタマイズが可能
- 最大1週間持つバッテリー持ち
キッズフォン3の価格 | ||
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ソフトバンク | 20,880円 |
ワイモバイル|かんたんスマホ3
画像引用元:Ymobile
かんたんスマホ3はワイモバイルで販売されているスマホです。
本来シニア向けの機種ですが、子供用スマホとしてもおすすめです。
かんたんスマホ3 | |
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発売日 | 2023年3月9日 |
画面サイズ | 6.1インチ |
本体サイズ | 高さ:161mm 幅:70mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 173g |
アウトカメラ | 1,600万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 4,500mAh |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
防水防塵 | IPX5/IPX8 IP6X |
耐衝撃 | MIL規格対応 |
防犯ブザー | 対応 |
位置情報共有 | 非対応 |
保護者との連絡 | 対応 |
カラー | シルバー マゼンタ グリーン |
多くのキッズスマホは、画面サイズが3.5インチ前後ですが、かんたんスマホ3は6.1インチの大画面を搭載しています。
アイコンや文字が大きく表示されるため、子供でも操作しやすいのではないでしょうか。
また、かんたんスマホ3には物理ボタンが搭載されており、ボタンを押せばすぐに電話やメールを起動することができます。
本体には抗菌・抗ウイルスコートが施されているので、いつでも清潔な状態でスマホを使えますね。
- 6.1インチの大画面
- 物理ボタン搭載で操作しやすい
- 抗菌・抗ウイルスコートで清潔に使える
かんたんスマホ3の価格 | ||
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ワイモバイル | 34,920円 | 公式サイトを見る |
UQモバイル|BASIO active
画像引用元:BASIO active
BASIO activeは、UQモバイルが取り扱っているスマホです。
シニア向けの機種ではありますが、子供でも使いやすいです。
5.7インチの大画面を搭載しているものの、本体の横幅は71mmなので持ちやすいサイズ感となっています。
BASIO active | |
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発売日 | 2022年10月28日 |
ディスプレイサイズ | 5.7インチ |
本体サイズ | 高さ:158mm 幅:71mm 厚さ:9.4mm |
重さ | 174g |
アウトカメラ | 1,200万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 4,000mAh |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB |
防水防塵 | IPX5/IPX8 IP6X |
耐衝撃 | MIL規格対応 |
防犯ブザー | 対応 |
位置情報共有 | 非対応 |
保護者との連絡 | 対応 |
カラー | シルバー レッド ネイビー |
BASIO activeに搭載されている「楽ともリンク」機能では、登録した連絡先にすぐに電話発信することができます。
また、4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、バッテリー持ち重視の方にもおすすめですよ。
- 大画面ながら持ちやすいサイズ感
- 楽ともリンクで登録した連絡先への発信が簡単
- 大容量の4,000mAhバッテリーを搭載
BASIO activeの価格 | ||
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au | 39,900円 | |
UQモバイル | 17,900円~ |
Hamic|Hamic POCKET
画像引用元:HAMIC
Hamic POCKETはHamicから発売されているキッズスマホです。
デザインは同社の人気スマホケース「iFace」と同じデザイナーによるもの。おしゃれで親しみやすいデザインとなっています。
Hamic POCKETは携帯キャリアのキッズスマホとは異なり、好きなアプリをインストールして使うことができます。
そのため、子供の興味や好奇心を伸ばしたい方におすすめのキッズスマホです。
もちろん、Googleファミリーリンクを利用すれば、保護者側でインストールするアプリを制限することもできます。
Hamic POCKET | |
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発売日 | 2021年2月26日 |
画面サイズ | 3インチ |
本体サイズ | 高さ:107mm 幅:58mm 厚さ:24mm |
重さ | 152g |
アウトカメラ | 500万画素 |
インカメラ | 200万画素 |
バッテリー | 2,000mAh |
RAM | - |
ROM | - |
防水防塵 | IP64 |
耐衝撃 | 対応 |
防犯ブザー | 対応 |
位置情報共有 | 対応 |
保護者との連絡 | 対応 |
カラー | Pink Blue White |
Hamic POCKETを契約すると、位置情報通知サービスの「otta」を無料で利用可能です。
子供の現在位置のほか、行動履歴も確認できますし、予め指定したスポットに到着した際に通知も届きます。
防犯ブザーなどの防犯機能も充実しているため、通常のスマホとキッズスマホの良いとこどりをした一台と言えるのではないでしょうか。
- 人気スマホケース「iFace」と同じおしゃれなデザイン
- 大人と同じように好きなアプリを入れて使うことができる
- 位置情報通知サービスが無料で使える
Hamic POCKETの価格 | ||
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Hamic | 12,100円 | 公式サイトを見る |
トーンモバイル|TONE e22
画像引用元:TONE e22
TONE e22はトーンモバイルで発売されているスマホです。
子どもにスマホを持たせるための、独自の安心機能やサービスが充実しています。
GPS見守り機能のほか、アプリ制限や自画撮り被害防止など様々な機能を搭載。
また、ディスプレイが6.67インチとかなり大きく、様々なコンテンツを快適に楽しめます。
TONE e22 | |
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発売日 | 2022年6月1日 |
ディスプレイサイズ | 6.67インチ |
本体サイズ | 高さ:164.7mm 幅:76.5mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 191g |
アウトカメラ | 4,800万画素 広角800万画素 深度200万画素 |
インカメラ | 1,300万画素 |
バッテリー | 4,000mAh |
RAM | 128GB |
ROM | 6GB |
防水防塵 | 非対応 |
耐衝撃 | 非対応 |
防犯ブザー | 非対応 |
位置情報共有 | 対応 |
保護者との連絡 | 対応 |
カラー | ZenWhite |
TONE e22は19,800円で購入できる比較的安い機種ですが、普段使いなら十分快適に利用できる性能を備えています。
カメラ性能も比較的高く、コストパフォーマンスに優れた一台です。

- トーンモバイル独自の安心機能が豊富
- 6.67インチの大画面
- 安価ながら動作も快適
TONE e22の価格 | ||
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トーンモバイル | 32,780円 | 公式サイトを見る![]() |

子供にスマホ・携帯を持たせる注意点・デメリットは?
続いて、子供にスマホ・携帯を持たせる際の注意点やデメリットを紹介します。
- 利用についてのルール作りは重要
- フィルタリングはかけておくべき
- プライバシー面の意識付けは必須
利用についてのルール作りは重要
スマホや携帯はかなり便利な道具ですが、子供に持たせることのリスクも存在します。
そのため、利用に関してはしっかりルール作りを子供と一緒に行うようにしましょう。
例えば、以下のようなルールが大切です。
- 利用時間(1日〇時間まで、〇時以降は使用禁止など)
- 利用場所(自室への持ち込み禁止など)
- 利用方法(ゲームなど利用するアプリの制限など)
保護者と子供の両方が納得できるように、きちんと話し合いながらルール作りをしていくことが大切です。
フィルタリングはかけておくべき
インターネットを利用できる端末を子供に持たせる場合、フィルタリングはかなり重要です。
ダウンロードするアプリやアクセスできるWebサイトを制限することで、不適切なコンテンツから子供を遠ざけることができます。
また、フィルタリングサービスを利用すれば利用状況なども確認可能なので、子供にスマホを持たせる場合は必須とも言えます。
プライバシー面の意識付けは必須
インターネットやSNSにアクセスできることは、全世界に個人情報をオープンにしてしまう可能性があることと同じです。
使い方を誤れば、未来ある子供のプライバシーが危険にさらされてしまいます。
そのため、子供に普段からプライバシーに関する意識を持たせることが大切です。

子供にスマホ・携帯を持たせるメリット
最後に、子供にスマホ・携帯を持たせることのメリットを紹介します。
- 防犯対策になる
- 様々な知識やコンテンツに触れることができる
- 親子で連絡が取りやすくなる
防犯対策になる
子供にスマホを持たせておけば、GPSを利用して子供の位置情報を知ることができます。
また、携帯電話なので子供に何かあったとき、自分から保護者や110番などに連絡が可能です。
キッズスマホであれば防犯ブザーがついているものも多いため、防犯対策として有効ではないでしょうか。

様々な知識やコンテンツに触れることができる
子供にスマホを持たせれば、インターネットにアクセスすることができます。
子供のネット利用はネガティブに捉えられがちですが、知的好奇心が発達している子供のうちに様々な情報や知識に触れることは非常に大切です。
スマホがあれば日常生活の中で気になったことや、学校の授業に関する知識などをすぐに調べられるため、子供の知見を広げられます。
もちろん、ルールやフィルタリングを活用して子供の安全を守りながらインターネットを利用することが大切です。
親子で連絡が取りやすくなる
やはりスマホや携帯は連絡ツールとして便利です。
習い事やお出かけなど子供と保護者が離れている場合でも何かあったときに親子で連絡が取りやすくなります。
最近は習い事や塾で帰宅が遅い場合も多いと思うので、送迎などのために連絡が取れると便利で安心ですね。
キッズスマホで子供の安全を守ろう
子供にスマホや携帯を持たせることで、防犯対策や普段の生活の利便性アップに繋がります。
最近は幅広い会社からキッズスマホが登場しているので、最適な一台が見つけやすいのではないでしょうか。
もちろん、子供にスマホを持たせることにはリスクもあります。子供がトラブルなどに巻き込まれないよう、フィルタリングやルール作りは徹底しましょう。