元キャリア店員である私が、Xperia 10 Vを実機レビューします!
Androidスマホの中でも、豊富なラインナップが魅力なソニーのXperiaシリーズ。
近年でもさまざまなシリーズのXperia新機種が発売されています。
しかし、Xperiaはシリーズによってスペックや機能が異なるため、どれを選べば良いか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ミドルレンジモデルのXperia 10 Vの実機を実際に使い、スペックや機能などを詳しくレビューしていきます。
Xperia 10 Vのメリット・デメリットについても解説していますので、購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
実際に使用してみて感じたXperia 10 Vのメリットをまとめました。
- 本体サイズがスリムで女性の手でも持ちやすい
- 軽くて長時間操作していても疲れない
- 画面が明るくて見やすい
- 有機ELディスプレイは非常に映像が鮮やか
- ステレオスピーカーの音質が良い
- イヤホンジャック搭載で手持ちの有線イヤホンがそのまま使える
- カメラ性能が高く、設定操作なしで簡単に写真が撮れる
- 手ブレ補正の効きが良く、手ぶれを抑えて動画が撮れる
- バッテリー持ちが良くて1日快適に使える
- 普段づかいには十分なスペックで、容量が大きくないゲームなら問題なくプレイできる
一方、使ってみて感じたXperia 10 Vデメリットは以下の通りです。
- 容量が大きいゲームのプレイには不向き
- 動画撮影は4K非対応
- Photography Proなどのソニー独自のカメラ技術は非搭載
- リフレッシュレートは60Hz
- ワイヤレス充電非対応
- 画面が縦に長すぎて片手での操作はできない
Xperia 10 Vの発売日・価格
画像引用元:Xperia 10 V
Xperia 10 Vは、2023年7月6日に発売されました。
スペックの概要は以下の通りです。
Xperia 10 V | |
---|---|
発売日 | 2023年7月6日 |
画面サイズ | 6.1インチ |
本体サイズ | 幅:68mm 高さ:155mm 厚さ:8.3mm |
重さ | 159g |
アウトカメラ | 広角:4,800万画素 超広角:800万画素 望遠:800万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 5,000mAh |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 695 5G |
認証 | 指紋 |
防水・防塵性能 | IPX5/8・IP6X |
カラー | ラベンダー セージグリーン ホワイト ブラック |
Xperia 10 Vの取り扱いキャリア・価格
Xperia 10 Vは取り扱いキャリアが豊富で、2023年10月現在、以下の7社で購入することができます。
Xperia 10 Vの価格 | ||
---|---|---|
ドコモ | 58,850円 | 公式サイトを見る |
au | 69,550円 | 公式サイトを見る |
ソフトバンク | 31,824円 | 公式サイトを見る |
楽天モバイル | 59,290円 | 公式サイトを見る |
mineo | 64,680円 | 公式サイトを見る |
UQモバイル | 69,550円 | 公式サイトを見る |
ソニー | 63,500円 | 公式サイトを見る |
ミドルレンジモデルのため、Xperia 1 Vなどのハイエンドモデルより安価です。
そのため、「性能はそこまで高くなくて良いが、普段づかいしやすく価格が安いスマホが欲しい」という人に適したコスパが高いモデルです。
Xperia 10 Vはキャリアで購入するのがおすすめ
Xperia 10 Vはソニーストアや家電量販店、AmazonなどのECサイトでも入手できます。
しかし、より安くお得に購入したいならキャリアの購入サポートプログラムを利用するのがおすすめです。
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルでは、独自のプログラムを提供しています。
各社の購入サポートプログラムでは、2年後に端末を返却すると以降の分割金の支払いが不要になります。
2年後にスマホを買い替えるなら、実質半額程度の負担でXperia 10 Vを購入することが可能です。
例として、ドコモのいつでもカエドキプログラムを利用してXperia 10 Vを購入する場合を見てみましょう。
Xperia 10 V(いつでもカエドキプログラム利用) | |
---|---|
本体価格 | 79,860円 |
残価設定金額 | 33,000円 |
実質負担金 | 46,860円 |
詳細 | 公式サイトを見る |
ドコモのいつでもカエドキプログラムでは、23ヵ月目に端末を返却すると24回目の支払金に設定されている残価の支払いが不要になります。
そのため、2年後に買い替えるなら約半額の負担でXperia 10 Vを購入できます。
このようにキャリアの購入サポートプログラムを利用することで、Xperia 10 Vは4万円台で手に入れることが可能です。
お得にXperia 10 Vを購入したい人や2年ごとにスマホを買い替える人は、ぜひ各キャリアの購入サポートプログラムの利用を検討してみてください。
Xperia 10 Vの外観を実機レビュー
ここからはXperia 10 Vを実際に使い、使用感や機能についてレビューしていきます。
まずは、Xperia 10 Vの外観について見ていきましょう。
カラーバリエーションは全4色
Xperia 10 Vのカラーバリエーションは全4色です。
- ラベンダー
- ブラック
- ホワイト
- セージグリーン
スタンダードなブラック・ホワイトの他に、優しい色味のラベンダー・セージグリーンをラインナップしています。
Xperia 10 Vのカラーバリエーションは、ソニーのワイヤレスイヤホンWF-C700Nと同じです。
セットで使うことで、スマホとイヤホンの色を統一することができますよ。
なお、販売先によってカラーラインナップが異なります。
キャリア | 取り扱いカラー |
---|---|
ドコモ | ラベンダー ブラック ホワイト セージグリーン※ドコモオンラインショップ限定 |
au | ラベンダー ブラック ホワイト |
UQモバイル | ラベンダー ブラック ホワイト |
ソフトバンク | ラベンダー ブラック ホワイト セージグリーン |
楽天モバイル | ラベンダー ブラック ホワイト セージグリーン |
mineo | ブラック ホワイト |
NUROモバイル | ブラック ホワイト |
ソニーストア | ラベンダー ブラック ホワイト セージグリーン |
欲しいカラーの取り扱いがあるか、事前に確認しておくようにしましょう。
本体デザインはXperia 10 IVとほぼ同じ
Xperia 10 Vの本体デザインは、Xperia 10 II以降のモデルとほとんど変わっていません。
ディスプレイの形状はフラット。ディスプレイの周囲は黒ベゼルに囲まれています。
ベゼル幅はやや厚めで、Xperia 1 Vと比べると画面占有率は若干低めです。
インカメラは上部の黒ベゼルの中に配置されているので、画面表示の邪魔にならないのはXperiaシリーズの利点といえるでしょう。
背面デザイン
背面デザインは前モデルXperia 10 IVと同様、左上部に縦3つにカメラレンズを配置。
中央部には「SONY」のロゴが入っていますが、本体カラーと同系色で刻印されているのでそれほど目立ちません。
中央下部には小さく「Xperia」のロゴも刻印されています。
なお、購入するキャリアによっては中央下部にキャリアのロゴが追加されています。
ドコモは「docomo」と「SO-52D」のロゴが入っているため、ややデザインが阻害されているような印象を受けました。
キャリア | 刻印 |
---|---|
ドコモ | docomoのロゴと機種名の刻印 |
au | 機種名の刻印 |
UQモバイル | 機種名の刻印 |
ソフトバンク | なし |
楽天モバイル | なし |
ソフトバンクと楽天モバイルのXperia 10 Vは、SIMフリーモデル同様「SONY」と「Xperia」のロゴのみです。
「キャリアの刻印が邪魔だ」と感じる人は、ソフトバンク・楽天モバイル・ソニーストアで購入することを検討した方が良いでしょう。
外装の素材
Xperia 10 Vの背面には、アクリル・ポリカーボネート樹脂(UVモールド処理)素材が使用されています。
ぶつけても傷が付きにくいので、ケースなしでも安心して使用できます。
また紫外線カット率も高いので、紫外線による素材の劣化も防ぐことができます。
素材の質感はマット仕上げでサラサラとした手触りです。
ギュッと握っても指紋の痕はほとんど付いていませんでした。
マットな質感は高級感もあり、デザイン性は非常に高いです。
レンズの出っ張り
背面カメラはレンズがやや出っ張っています。
ケースなしで使用する場合、レンズケースに傷が付いてしまう恐れがあります。
Xperia 10 Vを購入の際は、レンズカバーやケースなどを用意し、傷が付かないように保護しておいた方が良いでしょう。
本体側面のボタン配置
本体側面・左側には、SIMスロットがあります。
スロットの開閉部には爪を引っかける部分があり、SIMピンなしで簡単に取り外せます。
SIMスロットには、nanoSIMカード1枚とmicroSDカード1枚がセット可能です。
本体側面・右側には、電源ボタンと音量調整ボタンがあります。
上側が音量調整ボタン、真ん中あたりにあるのが電源ボタンです。
電源ボタンは指紋認証センサーが内蔵されており、電源ボタンに触れるだけで簡単に画面ロックの解除もできます。
しかし実際に使用してみたところ、音量調整ボタンと電源ボタンの配置は逆の方が良いと思いました。
スリープ状態から画面を明るくする際、誤って音量調整ボタンを押してしまいます。
慣れてしまえば誤操作することはなくなるかもしれませんが、すぐに使いたい時に押し間違えてしまうことがあったので少しストレスに感じてしまいました。
イヤホンジャックの有無
本体上部には、イヤホンジャックがあります。
3.5mmイヤホンジャックに対応しているイヤホンなら、直接差し込んで使用が可能です。
変換アダプタ不要で充電しながらでも使えるので、有線でイヤホンを使いたい人にとっては非常に便利です。
Xperia 10 Vの付属品
Xperia 10 Vには付属品がありません。
本体と取扱説明書が入っているだけで、保護フィルム・充電ケーブル・ACアダプタなどは自身で用意する必要があります。
なお、包装パッケージにはソニーが独自開発した紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」が使用されています。
プラスチック素材を使用しない、環境に配慮したパッケージです。
本体サイズ・重量
Xperia 10 Vの本体サイズは、幅68mm×高さ155mm×厚さ8.3mmの縦に長いスリムな形状をしています。
幅が68mmとスリムなので、女性の手でも楽に持つことができます。
平均体型の女性である筆者でも、しっかり握ることができました。
また、本体重量が約159gと軽いのも魅力です。
5,000mAhの大容量バッテリー搭載の5Gスマホでは世界最軽量※であり、持った際にズシっとした重さは感じませんでした。
※2023年5月11日時点
軽量なので持ち歩きやすく、長時間利用しても手首への負担が少ないので、快適に操作できるでしょう。
ただし画面が縦に長いため、片手での操作は厳しいです。
実際に操作してみましたが、指が画面の上部まで届きませんでした。
画面操作は両手が必要となるため、片手が離せない状態での操作は難しいでしょう。
Xperia 10 Vのスペックを実機レビュー
次に、Xperia 10 Vのスペックを実機レビューしていきます。
Xperia 10 V | |
---|---|
発売日 | 2023年7月6日 |
画面サイズ | 6.1インチ |
本体サイズ | 幅:68mm 高さ:155mm 厚さ:8.3mm |
重さ | 159g |
アウトカメラ | 広角:4,800万画素 超広角:800万画素 望遠:800万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
バッテリー | 5,000mAh |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
CPU | Snapdragon 695 5G |
認証 | 指紋 |
防水・防塵性能 | IPX5/8・IP6X |
カラー | ラベンダー セージグリーン ホワイト ブラック |
CPU
Xperia 10 VのCPUは、Snapdragon 695 5Gが搭載されています。
性能は比較的高く、AnTuTuスコアは約39万点。普段づかいはもちろん、ゲームも軽容量のものであれば十分快適に操作できるでしょう。
またRAMの容量は6GBで、スマホの容量としては十分な容量が確保されています。
アプリを複数起動してもカクつきなどはなく、サクサク操作できますよ。
実際に複数のアプリを起動して操作してみましたが、フリーズしたりカクついたりすることなくスムーズに操作できました。
ストレージ容量
本体のストレージは128GBです。
スマホのストレージ容量としては平均的で、写真や動画、音楽などのデータをたくさん保存できます。
さらに、外部メモリのmicroSDXCが最大1TBまで対応。
ストレージ容量を増量できるので、写真や動画もたっぷり保存しておくことができます。
Xperia 10 Vのカメラを実機レビュー
Xperia 10 Vのカメラは、超広角・広角・望遠の3眼レンズ構造です。
ミドルレンジモデルではあるものの、幅広いシーンに対応したレンズで高画質な写真を撮影できます。
Xperia 10 Vのカメラ | |
---|---|
画素数 | 超広角:約800万画素 広角:約4,800万画素 (記録画素数約1,200万画素) 望遠:約800万画素 |
センサー (広角レンズのみ) | 1/2.0型センサー Exmor RS for mobile |
手ブレ補正 (広角レンズのみ) | 静止画:光学式手ブレ補正 動画撮影:光学×電子式のハイブリッド手ブレ補正 |
ズーム倍率 | 光学約2倍 デジタル約5倍 光学×デジタル最大10倍 |
フロントカメラ | 約800万画素 |
カメラ機能 | カメラでおまかせ ハンドシャッター (フロントカメラ静止画撮影時のみ) |
動画撮影時の記録サイズ | フルHD 60fps 1920×1080 |
実際にXperia 10 Vのカメラで撮影してみましたが、超広角・広角・望遠のレンズ切り替えがスムーズで操作に気になる箇所はありませんでした。
最大10倍までズームが可能で、操作も倍率マークを指でなぞるだけで簡単に切り替えできます。
10倍までズームしても画質は粗くならず、クリアに撮影できました。
「性能はそこそこでも、カメラ性能は良いスマホが欲しい」という人にまさにピッタリなモデルといえるでしょう。
Xperia 10 Vのイメージセンサーは前モデルXperia 10 IVより大型化(広角レンズのみ)しており、さらに高画質な写真を撮影できるようになりました。
ポートレートモード
ポートレート撮影も、画面上部のマークをタップするだけで設定できます。
ボカしの強度も簡単に変えることができて便利ですよ。
カメラおまかせ機能
Xperia 10 Vには「カメラおまかせ機能」が搭載されています。
Xperia 10 Vが被写体や撮影環境などを自動で判断し、最適な設定を選択してくれる機能です。
面倒な設定や操作が必要なく、シャッターを切るだけで美しい写真が撮影できます。
被写体が自動で認識され、明るくきれいな写真を撮影できました。
光学手ブレ補正
広角レンズには光学手ブレ補正が備わっており、薄暗い場所でも鮮明に撮影できます。
以下の写真はXperia 10 Vのナイトモードで撮影しました。
明るくクリアな写真に仕上がっていますね。
画像処理に時間を要することもあったものの、シャッターが切れるまでの時間は数秒程度で、ストレスなく快適に撮影できました。
また、動画撮影時には光学と電子のハイブリッド手ブレ補正が作動します。
動画撮影時もブレのない安定した動画を撮ることができますよ。
ハンドシャッター
ハンドシャッターは、フロントカメラで静止画を撮影する際に利用できる機能です。
カメラに手のひらを向けると自動でシャッターを切ってくれるため、簡単に自撮りができます。
また、シャッターを押すときに手が動いてしまい画角がずれてしまうトラブルも起こりません。
思い通りのポーズで自撮りできますよ。
Xperia 10 Vを利用している方の写真も参考にしてみてくださいね。
小旅行。
紫陽花のシーズンはそれこそ梅雨だけど…カメラの保全も考えてひと足早く。ちょっと降ってるけど、まあ何とか!
(Xperia 10 V、トリミングのみ。) pic.twitter.com/ioGwnZJAGv— ナルキ@荒ぶるポエマー (@7ruki_moonthief) May 28, 2024
カメラ比較
2枚ともスマホでオート撮影左 Galaxy note 20 ultra
右 Xperia 10 V pic.twitter.com/MaFcIlrRJ5— AKIRA@ 写真&趣味アカウント (@promising_sign) January 1, 2024
Xperia 10 Vのディスプレイを実機レビュー
Xperia 10 Vには、ソニーのテレビ「ブラビア」の映像技術を取り入れた有機ELディスプレイが搭載されています。
有機ELディスプレイは色彩表現が豊かで、黒色をはっきりと表示できるのが強みです。
鮮やかかつ美しい映像で動画やゲームが楽しめます。
さらに輝度も、Xperia 10 IVから約1.5倍もアップしています。
画面表示が明るくなり、太陽光の下でも見やすくなりました。
実際に太陽光の下でディスプレイの明るさを確認してみましたが、明るくはっきりと見えました。
また、Xperia 10 Vのディスプレイサイズは6.1インチと大きいです。
本体サイズはスリムですが、大画面で動画やゲームを視聴できるほか、Webページも見やすいです。
ディスプレイはアスペクト比が21:9のシネマワイドディスプレイを採用しています。
映画のアスペクト比と同じなので、スマホを横向きにすることで映画視聴時に余分な幅ができず、画面いっぱいに映像を映し出すことができます。
美しい映像が画面いっぱいに映り、動画もゲームも快適に楽しむことができました。
さらに、Xperia 10 Vはマルチウィンドウに対応しているため、画面を2分割して表示できます。
2つのWebページを比較したり、動画を再生しながらコメントをチェックしたり、マップを見ながらメッセージを送ったりなど、さまざまな使い方が可能です。
縦に長い画面にはたくさんの情報を表示できるため、画面スクロールの回数も少なくて済みます。アプリやSNSの画面が見やすく、快適に操作できました。
Xperia 10 Vのスピーカー性能を実機レビュー
Xperia 10 Vには、Xperia 10シリーズ初のフロントステレオスピーカーが搭載されました。
本体前面の上下に2つのスピーカーが配置されており、立体的に広がるサウンドで臨場感ある音が楽しめます。
動画や音楽を楽しみたい人に最適なスマホといえるでしょう。
実際に動画やゲームを操作してみましたが、非常にクリアで美しい音を堪能することができました。
イヤホンジャックが搭載されているため、有線イヤホンがそのまま使えるのもうれしいポイントです。
有線イヤホンは音が遅延することがないため、ゲームも非常に快適にプレイできます。
またLDAC(※)にも対応しており、ワイヤレスイヤホン接続時もハイレゾ相当の音質が体験できます。
さらに、ストリーミングサービスなどの圧縮音源をハイレゾ相当の音質に変換するDSEE Ultimate(※)も搭載。
イヤホン接続時も高音質な音楽を楽しめます。
※LDAC対応のスピーカー・イヤホンが必要です。
※ハイレゾ相当の音質を楽しむにはハイレゾ対応ヘッドホンが必要です。
Xperia 10 Vのバッテリー性能を実機レビュー
Xperia 10 Vは5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているためバッテリー持ちが良く、1日たっぷり使用できます。
省電力モードの「STAMINAモード」も備わっているため、必要に応じて電力消費を抑えることも可能です。
Xperia 10 Vのバッテリーはどのくらい持ちが良いのか、実際に使ってみました。
満充電の状態で、SNSの投稿・Webページの閲覧・カメラなどを普段通り使用してみましたが、24時間後もバッテリー残量は75%も残っていました。
満充電の状態で動画を2時間連続再生した際のバッテリー残量もチェックしました。
2時間再生後もバッテリー残量は82%も残っていたので、外出先でも動画やゲームをたっぷり楽しめますよ。
また、Xperia 10 Vには「いたわり充電」「充電最適化技術」が備わっています。
充電時のバッテリー負荷が軽減されるため、バッテリーが長寿命です。
ソニー公式サイトでは3年使い続けても劣化しにくいと謳っているため、Xperia 10 Vはバッテリー交換なしでも長く使い続けられる機種と言えるでしょう。
Xperia 10 Vのゲームアプリの動作をチェック
今回は、ゲームアプリの「原神」「モンスターストライク」「ポケモンGO」の3つを実際に操作し、快適にプレイできるか試してみました。
原神
原神はオープンワールドのアクションロールプレイングゲームです。
データ量が非常に大きいため、スマホでプレイするには高いスペックが要求されます。
Xperia 10 Vでプレイしてみたところ、動作がカクついたりフリーズしたりしてしまいました。
突然アプリが落ちてしまうこともあったため、原神を快適にプレイしたい人にはXperia 10 Vはおすすめできません。
モンスターストライク
モンスターストライクのプレイはまったく問題ありませんでした。
映像がカクついたりフリーズしたりすることもなく、キャラクターもストレスなく操作可能です。
モンスターストライクなどの容量が少なめのゲームであれば、Xperia 10 Vでも十分快適に楽しめます。
ポケモンGO
ポケモンGOはそれほど容量を必要としないゲームアプリなので、ミドルレンジモデルのスマホでも快適にプレイできます。
Xperia 10 Vでプレイしてみましたが、まったく問題なくプレイできました。
ただし、ポケモンが出現する際、若干画像が遅れて表示されることがありました。
ポケモンGOをとことんやり込みたいプレイヤーの中には、ストレスに感じてしまう人もいるかもしれません。
とはいえ、ボールを投げるときにフリーズするといったことはなかったため、許容範囲と言えるのではないでしょうか。
Xperia 10 Vの口コミ・評判
Xperia 10 Vの口コミ・評判を見てみましょう。
スマホ機種変更
Xperia 10 Vになりました。
4からの進化したポイント
カメラが高画質、バッテリー持ちが化物級以上!!
良いんです、だってソニー信者だから。
— Rinclaw(りんくろー) (@_Rinclaw) January 11, 2024
Xperia10Vに昨日、機種変更した。前評判で電池持ちが良いとのことだったが、その威力に圧倒されそうだ。
— カタカナのハチ (@hippohippo777) October 13, 2023
昨日新しいスマホで夕日を撮ってきた?
(今日は☔)
ソニーの音質と、画質の質感が好きすぎてXperiaから離れられない?
Xperia 10 V pic.twitter.com/rUX1Ijvsil— 羊羹 (@YlNCKKoGc0tar8J) March 26, 2024
5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているだけあって、やはりバッテリー持ちが良いと言う意見が目立ちました。
だんだんXperia 10 V にも慣れてきた。
唯一、10 III より改善されてるのは指紋認証。圧倒的な認証されやすくなったから、辛うじて顔認証なしでもやっていけそう。
たぶん、ツインスピーカーは音が良くないから積極的には使わない…— まいまる(ユレ) (@jupetta) November 6, 2023
スマホをPixel 7aからXperia 10 Vに変えた。
スペックダウンなので最初からある程度覚悟はしてたけど、実際不便なことが多く(メモリ不足でアプリ切替時に再読み込みする率が高い、カメラ起動に時間がかかって撮りたい瞬間を逃す等)、microSDが使えるという超絶強力な利点がかき消されそうな勢い。— ザ・ジャムサンド (@muteppoutai) March 17, 2024
また、音質が良くない、カメラ起動に時間がかかるなどの意見もありました。
Xperia 10 Vのメリット
実際に使用してみて感じたXperia 10 Vのメリットをまとめました。
- 本体サイズがスリムで女性の手でも持ちやすい
- 軽くて長時間操作していても疲れない
- 画面が明るくて見やすい
- 有機ELディスプレイは非常に映像が鮮やか
- ステレオスピーカーの音質が良い
- イヤホンジャック搭載で手持ちの有線イヤホンがそのまま使える
- カメラ性能が高く、設定操作なしで簡単に写真が撮れる
- 手ブレ補正の効きが良く、手ぶれを抑えて動画が撮れる
- バッテリー持ちが良くて1日快適に使える
- 普段づかいには十分なスペックで、容量が大きくないゲームなら問題なくプレイできる
Xperia 10 Vはミドルレンジモデルですが性能は比較的高く、普段づかいなら快適に使えます。
画面が大きいので画面内に表示される情報も多く、少ないスクロールでたくさんの情報を見ることができます。
また画面の輝度も向上しているため、屋外でも表示内容がはっきりと見えました。
そしてXperia 10シリーズ初のステレオスピーカーが搭載されていることも注目ポイントのひとつです。
音質が非常に良く、音が立体的に聞こえるので、映画鑑賞時には高い満足感を得られるでしょう。
さらにカメラ性能も優秀です。面倒な操作なしで、被写体やシーンに適した設定で写真を撮影できます。
Xperia 10 Vのデメリット
Xperia 10 Vには以下のデメリットがあります。
- 容量が大きいゲームのプレイには不向き
- 動画撮影は4K非対応
- Photography Proなどのソニー独自のカメラ技術は非搭載
- リフレッシュレートは60Hz
- ワイヤレス充電非対応
- 画面が縦に長すぎて片手での操作はできない
Xperia 10 Vはミドルレンジモデルです。高性能なハイエンドモデルと比べると、どうしてもスペックが劣ります。
負荷の大きいデータは処理に時間がかかるため、大容量のゲームのプレイには不向きです。
容量が少ないゲームアプリでも若干カクつくことがあるため、ゲームをやり込みたい人にはおすすめできません。
ゲームを中心にスマホを使いたい人は、ゲーミングスマホの検討をおすすめします。
また、ディスプレイは高リフレッシュレートに非対応です。
90Hzや120Hzに対応しているスマホと比べると、アプリやスクロール操作時に若干もたつきがあります。
カメラについても、ソニーならではのカメラ技術はほとんど搭載されていません。
記録や思い出として写真を撮るだけなら十分な性能を持っていると言えますが、カメラ機能を重視する人は物足りなさを感じるでしょう。
とはいえ、Xperia 10 Vは普段づかいには十分なスペック・機能を備えています。
高性能なスマホは必要ないという人には、非常に魅力的なスマホと言えるでしょう。
Xperia 10 Vは普段づかいに丁度良いコスパ優秀スマホ!
Xperia 10 Vを実際に使い、スペックや機能について紹介してきました。
Xperia 10 VはSnapdragon 695 5Gを搭載したミドルレンジモデルで、普段づかいには十分な性能を持ったスマホです。
複数のアプリを起動してもサクサク操作でき、6.1インチの大画面で動画やゲームを楽しめます。
また、ステレオスピーカーを搭載しているため、高音質なサウンドが楽しめるのも大きな魅力です。
ゲーム性能やカメラ性能にこだわりがなく、快適に使えるスマホが欲しい人には非常におすすめできる機種といえます。
価格も比較的安価なので、コスパ重視でスマホを選びたい人は、ぜひXperia 10 Vの購入を検討してみてはいかがでしょうか。