Galaxy Z Fold5の評判を実機レビュー| 高性能&大画面で優秀な一台

この記事では、Galaxy Z Fold5の実機を使ってレビューしていきます。Galaxy Z Fold5はゲーム性能やカメラ性能も高いハイエンドスマホです。発売日や価格の他にも、使ってみてわかったメリットデメリットもご紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
  • 2024.10.11
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  • ※本記事は2024.10.11に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。
Galaxy Z Fold5実機レビュー|使ってわかったメリット・デメリットや評判を解説

Galaxy Z Fold5は2023年9月に発売されたサムスンの最新折りたたみスマホです。

閉じた状態だとスリムなスマートフォン、開けば7.6インチの小型タブレットになる1台2役の端末となっています。

また、スペックも高く、ゲーム性能が高いスマホカメラ性能が高いスマホが欲しい方にもおすすめできるモデルです。

Galaxy Z Fold5実機レビュー

今回は、Samsungからお借りしたGalaxy Z Fold5を実際に使用し、使い勝手やメリット・デメリットなどをレビューしていきます

Galaxy Z Fold5を使って感じたメリットとデメリットは以下です。

メリット
  • 開けば7.6インチの大画面
  • サイズの割には軽くて扱いやすい
  • マルチタスクも快適な高い処理性能
デメリット
  • サブディスプレイは縦長すぎる
  • ズーム性能はそこそこ
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Galaxy Z Fold5の発売日・価格

Galaxy Z Fold5

Galaxy Z Fold5は2023年9月に国内発売されたSamsungの折りたたみスマホです。

Galaxy Z Fold5のスペック
発売日2023年9月1日
ストレージ256GB
512GB
カラーアイシーブルー
ファントムブラック
画面サイズ7.6インチ
(サブディスプレイ6.2インチ)
本体サイズ【開いた状態】
高さ:155mm
幅:130mm
厚さ:6.1mm
【閉じた状態】
高さ:155mm
幅:67mm
厚さ:13.4mm
重さ253g
アウトカメラ広角:5,000万画素
超広角:1,200万画素
望遠:1,000万画素
インカメラ広角:1,000万画素
広角:400万画素
バッテリー4,400mAh
OSAndroid 13
SoCSnapdragon 8 Gen 2
認証指紋、顔
防水IPX8

本体を閉じているときは6.2インチのスリムなディスプレイを使用しますが、開けば7.6インチの大画面が広がります

SoCはSnapdragon 8 Gen 2 For Galaxyを搭載。処理性能はかなり高いです。

カメラは広角、超広角、3倍望遠のトリプルレンズ構成。折りたたみスマホとしては十分高性能なカメラを搭載しています。

Galaxy Z Fold5の価格
ドコモ256GB:257,400円
512GB:販売終了
公式サイトを見る
au256GB:販売終了
512GB:販売終了
1TB:298,200円
公式サイトを見る
Samsungオンラインショップ1TB:268,380円公式サイトを見る

Galaxy Z Fold5はキャリアではドコモ、auにて取り扱いがあります。

また、Samsungのオンラインショップでは、大容量の1TBモデルが購入可能です。

Galaxy Z Fold5の外観・デザインを実機レビュー

Galaxy Z Fold5

今回はドコモ版のアイシーブルーのモデルを使ってレビューしていきます。

ドコモ版には本体背面にドコモのロゴがプリントされていました。au版や直販版は背面下部にSamsungロゴや型番のみプリントされています。

背面素材はマット仕上げのガラスで、サラッとした触り心地です。

アイシーブルーは明るめの色味なので指紋なども目立たず、非常に良い質感だと感じました。

Galaxy Z Fold5

側面フレームは光沢仕上げ。側面は指紋が少し目立ちますが、高級感が感じられますね。

右側面には電源ボタンと音量ボタン。指紋認証センサーが内蔵されている電源ボタンは、指が届きやすい位置にありました。

折りたたんだ状態だとSIMスロットもこちら側にありますね。SDカードには対応していません

Galaxy Z Fold5

反対側はヒンジになっています。中央にはSamsungロゴがプリントされており、重厚感があります。

Hamic MIELS

Galaxy Z Fold5のディスプレイを実機レビュー

Galaxy Z Fold5

Galaxy Z Fold5は2つのディスプレイを搭載しています。

1つ目は閉じた状態で使う6.2インチのサブディスプレイ。

サブディスプレイと言っても、120Hz駆動の有機ELディスプレイなのでディスプレイ性能は高いです。

ただし形状がかなり縦長なので、一般的なスマホと比べると少し見にくさを感じることも。

長期的に使用した場合、開いて使う機会の方が多くなるかもしれません。

Galaxy Z Fold5

開けば7.6インチのメインディスプレイが広がります。

これはスマホというより小型タブレットと言えるサイズで、電子書籍や書類を閲覧するのに最適なサイズ感です。

こちらも鮮やかな発色の有機ELディスプレイなので、映像や写真も綺麗に表示できます。

Galaxy Z Fold5

また、メインディスプレイ側のインカメラはアンダーディスプレイカメラとなっており、カメラの上に画面が表示されています。

よく見れば違和感はありますが、画面をフルに活用できる点は嬉しいですね。

Galaxy Z Fold5

大画面を生かしたマルチタスクも便利で、最大で3つのアプリを同時に開いて使うことも可能です。

動画を観ながらSNSをチェックしたり、調べものをしながら文書作成したりなど、他のスマホでは難しい用途にも向いています。

Galaxy Z Fold5のスペックを実機レビュー

Galaxy Z Fold5

Galaxy Z Fold5はSoCにSnapdragon 8 Gen 2 For Galaxyを搭載しています。

これは2023年のハイエンド向けチップで、かなり高い処理性能と安定性が特徴です。

今回は、Galaxy Z Fold5の性能を測るため、3つのベンチマークテストを行いました。結果は以下の通りです。

  • AnTuTu V10:1,608,283
  • Geekbench6:シングル2,118 マルチ5,728
  • 3DMatk:3,912(Wild Life Extreme)

いずれもかなり高いスコアですね。スマートフォン全体で見てもトップクラスの処理性能と言えるでしょう。

SNSなどの普段づかいはもちろん、重めの3Dゲームなども快適にプレイできる性能が備わっています。

RAMも12GBあるので、大画面を生かしたマルチタスクもサクサク快適です。

Galaxy Z Fold5のゲームアプリの動作をチェック

Galaxy Z Fold5

Galaxy Z Fold5で実際にゲームアプリの動作をチェックしました。

今回プレイしたのは「原神」「キャンディークラッシュ」「ポケモンGO」です。

原神

Galaxy Z Fold5

重めの3Dゲームである原神はGalaxy Z Fold5で快適にプレイすることができました

動作もかなり滑らかで、長時間のプレイでもフレームレートはあまり低下しませんでした。

メインディスプレイでもプレイ可能です。

アイコン
大画面で迫力があるので、オープンワールド型の原神との相性はかなり良いですね。

キャンディークラッシュ

Galaxy Z Fold5

パズルゲームのキャンディークラッシュもGalaxy Z Fold5で快適にプレイできました。

パズルゲームはそこまで高いスペックが要求されないので、Galaxy Z Fold5なら全く問題ないですね

また、メインディスプレイを使えばかなり大きな表示でプレイすることができます。

Galaxy Z Fold5

一方で、サブディスプレイでプレイしたところ、上下に大きな黒帯が表示されてしまいました。

これは、アプリが縦長の比率に対応していなかったためでしょう。

すべてのゲームでこのようになるわけではありませんが、一部アプリはサブディスプレイの画面比率に対応していないことがあるので注意しましょう。

ポケモンGO

Galaxy Z Fold5

ポケモンGOもGalaxy Z Fold5で快適に楽しむことができます。

かなり高性能なので、動作は非常に滑らかです。また、GPSの精度も問題ありません。

ポケモンGOはスマホが発熱しやすいと言われていますが、Galaxy Z Fold5は安定性の高いSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているため、発熱が抑えられれていました。

メインディスプレイならマップも大きく表示されるので、プレイしやすいですね。

Galaxy Z Fold5のスピーカー性能を実機レビュー

Galaxy Z Fold5

Galaxy Z Fold5はステレオスピーカーを搭載しています。

実際にスピーカーの音をチェックしてみましたが、クリアな音質で迫力も十分感じられました。

全体的なバランスも良く、幅広いジャンルの音と相性のいいスピーカーに仕上がっています。

大画面を生かして映画などを観たり、ゲームをプレイしたりするときも本体スピーカーが活躍するでしょう。

Galaxy Z Fold5のバッテリー性能を実機レビュー

Galaxy Z Fold5

Galaxy Z Fold5は4,400mAhのバッテリーを搭載しています

今回は実際のバッテリー持ちをチェックするために、Youtubeを1時間垂れ流してみました。

サブディスプレイとメインディスプレイのそれぞれでテストしています。

  • サブディスプレイ:96%→90%
  • メインディスプレイ:90%→84%

あくまで目安ではありますが、今回のテストではどちらの画面を使っても同じ結果となりました。

この数字はハイエンドスマホとしては標準的で、1日は問題なく使えるバッテリー持ちだと言えます

折りたたみスマホはバッテリー持ちが微妙なモデルも多いので、バッテリー持ち重視で折りたたみ端末を選びたい方にもGalaxy Z Fold5はおすすめです。

Galaxy Z Fold5のカメラを実機レビュー

Galaxy Z Fold5

Galaxy Z Fold5はトリプルレンズカメラを搭載しています。詳しいカメラ構成は以下の通りです。

  • 広角:5,000万画素(F1.8)
  • 超広角:1,200万画素(F2.2)
  • 3倍望遠:1,000万画素(F2.4)

それでは作例を紹介していきます。

日中の作例

Galaxy Z Fold5の写真作例

全体的には十分綺麗に撮影できていると言えるのではないでしょうか。

色味はこれまでのGalaxyシリーズと比べると落ち着いていますが、それでも青空が鮮やかです。

シャープ寄りに仕上がる傾向があるためか、解像感は高く感じられますね。

Galaxy Z Fold5の写真作例

Galaxy Z Fold5の写真作例

こちらは望遠カメラを使った作例。1枚目は3倍ズーム、2枚目は10倍ズームです。

広角カメラと同じような色味で撮れています。また、解像度も高く、10倍くらいなら十分実用的と言えるでしょう

Galaxy Z Fold5の最大ズーム倍率は30倍ですが、10倍以上は解像感が落ちるので記録用と思っておいた方が良いかもしれません。

Galaxy Z Fold5の写真作例

料理もかなり鮮やかに仕上がるので、美味しそうな写真になります。

アイコン
質感もしっかり表現できているので、料理の撮影には最適なカメラだと感じました。

Galaxy Z Fold5の写真作例

こちらはポートレートモードを使った作例。

風で葉っぱが揺れていましたが、被写体と背景がしっかり分離できています。

Galaxyはポートレートモードが優秀ですが、Galaxy Z Fold5も使いやすいポートレートモードを搭載していますね。

夜間の作例

それでは、夜間に撮影した作例を紹介します。

Galaxy Z Fold5の写真作例

Galaxy Z Fold5の写真作例

夜間でも、しっかり明るく鮮やかな写真に仕上がります

メインの広角カメラなら解像感も十分で、ハイエンドスマホらしい綺麗な写真撮影が可能です。色味は暗所でもかなり鮮やかですね。

Galaxy Z Fold5の写真作例

照明がある場面で発生しやすいゴーストも抑えられており、暗所でも十分使いやすいカメラだと感じました。

Galaxy Z Fold5の写真作例

一方で望遠カメラは暗所になるとかなり解像感が落ちる印象です。

明るくは撮れていますが、くっきり感が少なく、全体的にのっぺりした写真に仕上がります。この点は他のハイエンドスマホと比べると少し劣るポイントです。

Galaxy Z Fold5のメリット

Galaxy Z Fold5のメリット

Galaxy Z Fold5を実際に使って感じたメリットは以下の通りです。

メリット
  • 開けば7.6インチの大画面
  • サイズの割には軽くて扱いやすい
  • マルチタスクも快適な高い処理性能

開けば7.6インチの大画面

Galaxy Z Fold5の最大の魅力はやはり開けば大画面が使えることですね。

普段はポケットに入れておけるサイズ感ですが、取り出して開けばタブレット級の画面を使うことができます。

動画や電子書籍はかなり見やすいですし、マルチタスクも快適です。

この体験は他のスマホには無いものなので、スマホの新しい使い方を見つけたい方はGalaxy Z Fold5をぜひチェックしてみてください。

サイズの割には軽くて扱いやすい

開けばタブレット級の大画面になるGalaxy Z Fold5ですが、本体重量は253gに収まっています。

スマホとしては重いですが、タブレットと考えるとかなり軽いです。

また、最近の大画面スマホは230〜240g台が多いので、一般的な大画面スマホとそこまで重量の差はありません。

そのため、取り回しは優秀です。ポケットに入れていてもそこまで負担は感じません

外出先で気軽に使いたい方にもおすすめです。

マルチタスクも快適な高い処理性能

Galaxy Z Fold5は処理性能も高く、大画面を生かしたマルチタスクも快適に行うことができます。

作業領域であるRAM容量も大きいので、アプリを複数同時に立ち上げてもモタつきなどは特にありません

重めのゲームも快適にプレイできますし、どんな用途の方にも十分おすすめできる仕上がりです。

高い処理性能とタブレット級の大画面で、エンタメからビジネスまで幅広く活躍する一台だと感じました。

Galaxy Z Fold5のデメリット

Galaxy Z Fold5のデメリット

Galaxy Z Fold5を実際に使って感じたデメリットは次の通りです。

デメリット
  • サブディスプレイは縦長すぎる
  • ズーム性能はそこそこ

サブディスプレイは縦長すぎる

Galaxy Z Fold5を閉じた状態で使うサブディスプレイの形状は、スマホとしてはかなり縦長です。

多くのスマホはもう少し横長のディスプレイを搭載しているので、ここまで縦に長い画面であることを想定していないアプリは少なくありません。

その結果、画面表示が窮屈に感じたり、表示が小さくなってしまったりすることがあります。

「基本的に端末は開いて使うもの」という設計思想なのかもしれませんが、一般的なスマホの感覚で使用すると使いにくさを感じることもあるでしょう。

ズーム性能はそこそこ

Galaxy Z Fold5は3倍望遠カメラを搭載していますが、ズーム性能自体は思っていたほど高くないと感じました。

明るいシーンでも10倍を超えると解像感が落ちますし、暗所では3倍でもボヤッとした仕上がりになります。

もちろん、シーンによっては十分使えるカメラではありますが、遠くのものを撮ったり暗い場所で使ったりする場合は注意が必要です。

Galaxy Z Fold5の口コミ・評判

Galaxy Z Fold5

Galaxy Z Fold5に関する口コミをご紹介します。

Galaxy Z Fold5の性能の高さと画面の大きさに魅力を感じている方が多いですね。

様々な用途に活用できるので、「これ一台あれば満足」と感じる方も多いでしょう。

カメラなどの性能も良いので、スマホを様々な用途に使いたい方にはGalaxy Z Fold5がおすすめです。

高性能&大画面で何でもできる優秀な一台

Galaxy Z Fold 5

画像引用元:Galaxy Z Fold 5

本記事ではGalaxy Z Fold5の実機レビューをお届けしました。

折りたたみスマホとしてはかなり完成度が高く、大画面をフル活用したい方におすすめのスマホに仕上がっています。

また、基本的なスペックも高いため、高性能で快適に使えるスマホが欲しい方にもおすすめです

どんな用途でも活躍する一台なので、本記事を参考にGalaxy Z Fold5の購入を検討してみてはいかがでしょうか。